西宮 ながた整体院のブログ

嗅覚によるパニック発作の誘発



 

1. 山の匂い

今年はそれほど寒くありませんね。「今のところは」ですけれども。
その影響もありそうですが、山歩きを趣味にしていらっしゃる方によりますと、
例年と比べると紅葉が長持ちしていたとのこと。

山を歩いていると、懐かしい匂いがして心地よいのだとか。
木や草、土の香りでしょうね。まさしく森林浴ですね。

滅多に山へ出かけない方であっても、なんとなく共感できるのではないでしょうか。
匂い、香りは、思っている以上に記憶に残るものです。
 

2. クライアントさんのお話

話は変わりますが、パニック症の改善を目的に通院してくださっている方が
いらっしゃいます。通勤途中、電車の中で発症したため、それ以降は電車に乗れませんでした。

それで、自律神経を安定させ、問題の電車も各駅停車から慣らして、
なんとか新快速にも乗れるようになったのが、1ヶ月ほど前のことです。

その間、メールでの報告にて、「不安になることもなく通勤できています」とのお報せを
戴いていましたので、無理をしなければ、このまま安定するだろうと考えていました。

ところが、今回お越しくださった際、見るからに顔色が悪く、調子が悪そうでした・・・。
 

3. ポテトの臭い


 
とりあえずお話を伺ってみると、ずっと調子良く過ごせていたけれども、
忘年会で帰宅が遅くなり、睡眠時間が削られてしまった日があるそうです。

翌朝、電車に乗ると、某ハンバーガーショップのポテトの臭いが充満していて、
気がついたら、パニック発作を起こしていたとのこと。

その際に、初めて発作を起こした日も、ポテトの臭いがしていた事を
唐突に思い出したそうです。

年末で連日忙しく、疲労も溜まっていたのだと思います。
もしかしたら、アルコールも抜けきっていなかったのかもしれません。

ですが、臭いが発作を起こした際の記憶を、呼び起こすきっかけに
なったのは間違いないでしょう。
 

4. 臭い刺激は侮れない


 
初めてご来院くださった際に、発作時の状況を念入りに尋ねています。
それこそ、「どういう臭いがしていたか覚えていますか?」とまで。

ちなみに、その時の返答では、「臭いは特に気になりませんでした」
とのことでした。このクライアントさんが苦手にしていたのは、
「電車と少し高めの温度」だったのです。

視覚情報と触覚情報(肌に伝わる感覚)の印象があまりに強すぎて、
嗅覚による情報が埋もれてしまっていたわけですね。

パニック症は、発作を起こした際の状況を五感で記憶します。
今回は、臭いがきっかけとなり、身体が反応してしまいました。
これがあるから、パニック症は厄介です。

今回も、寝不足でなければ、疲労が溜まっていなければ、あるいは、
前日にお酒を飲んでいなければ、発作は起こらなかったかもしれません。

いくら調子よく過ごせていても、自律神経のバランスが崩れると
発作は起こりえる、ということなのです。

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最終更新日 2019年12月27日


2019年12月27日 | カテゴリー:パニック障害の症状

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