西宮 ながた整体院のブログ

逆上がりが出来なくなる理由


 

1. 逆上がりできる?

お越しくださったクライアントさん(30代男性)から、興味深いお話を聞きました。

奥さんと近所の公園を通った際に、鉄棒が目に入ったため特に深い意味もなく、
「逆上がりできる?」と尋ねたそうな。

ちなみに、このクライアントさんは、趣味で草野球チームに所属し、月に2~3回程度の
試合をこなすそうです。社会人になると、まったく運動しない人も珍しくありませんので、
一般論から言えば、運動とも言えません。

実はこの方、野球をしているとはいえ、逆上がりができる自信はなかったらしく、
実際に試してみる気もなかったそうです。

ところが、普段まったく運動とは縁のない奥さんが、「できるよ~」と言い残し、
鉄棒に向かったかと思ったら、何の躊躇いもなく逆上がりを披露したそうな。
しかも、危なげなく、華麗に回ってみせたのだとか。




2. 自分にも出来るはず!

こういう展開になってしまうと、「いや、俺はやらないけどね」とは言えません。
もっとも、「嫁が苦もなくできたのだから俺にできないはずがない!」
という思考に変わっていたそうですが。

それで、チャレンジしてみたところ、上がりきれず元の位置に着地・・・。
「こんなはずはない!」と、気合を入れなおし再挑戦してみたものの、
あえなく失敗・・・。

このクライアントさんを擁護するわけではありませんが、
逆上がりができなくとも不思議な話ではありません。
むしろ、30、40代になっても、難なくこなせてしまう人の方が少数でしょう。

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3. できなくなった理由


 
さて、なぜ逆上がりができなくなってしまったのかと言えば、
筋力の低下と、体重の増加が主な理由です。

上記2点の変動が大きければ大きいほど、逆上がりに必要な感覚にズレが生じます。

特別な理由がなければ、逆上がりをする機会なんてそうそうありません。
最後に逆上がりをしたのはいつだったか思い出せますでしょうか?
おそらくは、「中学生か高校生の頃」という方が大半でしょう。

学生の頃と比較すると、筋力は低下し、体重は増加しているのが一般的ですので、
若い頃のイメージ(感覚)で、逆上がりをしようと思っても普通は失敗します。

ただし、1年に数回程度でも逆上がりをしていれば話は違ってきます。

例え筋力が低下し、体重が増えても、定期的に行っていれば、
逆上がりをするための感覚がその都度修正されるわけですね。

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4. なぜできるのか?

それでは、奥さんは何故あっさりと逆上がりができたのか考えてみます。

まず、可能性のひとつとしては、比較的最近(といっても半年から
数年前かもしれませんが)逆上がりをしたことがある場合です。
これなら、不思議ではありません。

そうではなく、学生の頃以来、1度も逆上がりをしていないにも関わらず、
すんなり出来てしまうケースも稀に存在します。
この場合は、そもそも「逆上がり」の質が違います。

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5. 筋力は必要か?


 
先に書いた内容と矛盾するように思われるかもしれませんが、元来、
逆上がりを行うにあたって、それほど筋力は必要ありません。
最も大切な要素は、感覚(あるいはコツ)なのです。

ただし、コツを掴むためには、最低限の筋力が必要になります。

と言いますのも、生まれて初めての逆上がりは、筋力に頼って
強引に回るものだからです。

逆上がりが出来るようになってから、何度も繰り返し練習すると、
最低限の筋力で無駄なく回転できるようになります。

つまり、身体の使い方が効率化されていくわけですが、
この過程でバランス感覚を担う小脳が急速に発達していきます。

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6. 筋力よりも感覚が重要


 
例えば、練習なしで、いきなり自転車に乗れる子供なんていません。
何度も失敗を繰り返すうちに、自転車に乗るためのコツを掴むわけです。

そして、いったん自転車に乗れるようになってしまえば、
数年間ブランクがあっても問題なく乗れますよね。
基本的には、逆上がりもそれと同じです。

簡単に言えば、旦那さんの逆上がりは、「筋力 > 感覚」で、
一方の奥さんは、「感覚 > 筋力」により成立していたということです。

感覚(コツ)と比較した場合、筋力は衰えやすいと言えますので、
この辺りが、逆上がりの成功と失敗を分けた要因でしょう。

小学生の頃を思い出してみると、鉄棒から一度も降りることなく、
くるくると何回転もしている同級生がいたのではないでしょうか。
これこそが、「感覚 > 筋力」による逆上がりなのですね。

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最終更新日 2018年11月7日


2018年11月7日 | カテゴリー:身体のおはなし

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