西宮 ながた整体院のブログ

心霊スポットに行きたくなるのは何故なのか?


 

1. 心霊スポットは苦手

大学生のクライアントさん(女性)が仰るに、彼氏さんが心霊スポット巡りに
はまっているそうな。それで、クライアントさんご自身は、心霊系は苦手なこともあり、
「一緒に行こう!」と誘われるのが苦痛なのだとか。

夏になると、心霊や怪談は脚光を浴びますね。墓地や夜の学校での肝試しは、
夏の風物詩になっています。日本の文化と言って差し支えありません。

自律神経の特性によって恐怖は、ほんのひと時とはいえ手軽に涼を得られる手段です。
それなら、ホラーが夏に注目を集めるのも必然でしょう。

【拙・夏に怪談や怖い話をする理由





 

2. 行きたくなる理由

それでは、なぜ好き好んで心霊スポットに行く人がいるのかと言えば、
快感を得られるからです。

恐怖や不安を感じると、自律神経の交感神経が緊張し、
身体は臨戦態勢に入ります。ストレスがかかった状態ですね。

それで、心霊スポットを巡り終えて家路に着く際には、ストレスから解放されます。
この時、自律神経は副交感神経に切り替わり身体から一気に力が抜けます。
ストレスが喪失したのですから、脳もリラックスモードです。

つまり、脳や身体の急激な変化こそが、快感の正体ということになります。

例えば、限界まで集中して仕事に取り組み、無事に成し遂げた後の一杯は格別です。
ここでも、自律神経が交感神経から副交感神経へと切り替わったことが、
「仕事後の一杯」の満足度に貢献していることになります。

他の例を挙げるなら、温泉に行く場合、夏と冬どちらが良いでしょうか?
大半の方は冬を選びますよね。これも自律神経の落差が影響しています。

【拙・怖い話を聞くと寒くなるのは何故なのか?
 

3. 認識の違い


 
ところで、冒頭でご紹介したクライアントさんにも、上記の内容を口頭で
説明したのですが、「けど絶対行きたくないです!」と仰ってました。

心霊スポット好きの人との差は、どこからくるのか考えてみると、
要因のひとつは経験にありそうです。

「心霊スポットに行くと強い快感を得られた」という経験が蓄積すると、
そのうち条件反射で、心霊スポットに反応するようになる可能性があります。
かの有名なパブロフの犬と同じ状態ですね。

ふたつ目の要因として、心霊スポットに対する認識の違いが挙げられます。

「祟りや呪いは実際にある」と信じている人と、「祟りや呪いなど
あるわけがない」と考えている人では、前提条件が違います。

事の良し悪しは別にして、火事があれば必ず野次馬が発生しますよね。

なぜかと言えば、手軽にスリル(快感)を味わえるからですが、
これは自分が安全な位置にいることが前提になります。

心霊スポットも同じで、本人が安全だと認識しているかどうかで、
恐怖や不安の度合いが大きく違ってくるわけです。

従いまして、どうしても行くのが嫌なら、ストレスが大きすぎますので、
行かないほうがよろしいかと。

【拙・なぜ北枕はダメなのか?
 

4. 恐怖を和らげる方法


 
それでも状況によっては、どうしても避けられないケースもありますよね。

恐怖や不安を完全に消しさることはできませんが、ある程度軽減する方法は
ありますので以下で紹介します。

まず、恐怖という感情は、古い脳と呼ばれる扁桃体で情報が処理されます。
つまり、恐怖を感じている時は、扁桃体がフル回転で働いているわけです。

感情の処理を担う古い脳に対して、新しい脳(大脳皮質)が存在するわけですが、
こちらは主に思考する時に使用されます。ヒトはその他の動物と比較して、
新しい脳が発達しているからこそ、地球を支配しているわけですね。

【拙・恐怖とは最も古い感情である

それで、この大脳皮質ですが、もともとは古い脳の働きを抑制するために
発達したと考えられています。

従いまして、恐怖を感じたときは、意識して論理的な思考をするように心掛ければ、
新しい脳が活発になり、逆に古い脳は活動を低下します。
それはつまり、恐怖や不安の度合いも低下するということです。

具体的に言えば、心霊スポットで周囲をよく観察し、建物の損傷具合から
いつ建てられたものなのか考えてみたり、廃墟になった理由を推測したりします。

そうすると、新しい脳が活発になるぶん、恐怖や不安を和らげることが可能です。
とはいえ苦肉の策であって、絶対的な対応策ではありませんけれども・・・。

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最終更新日 2018年8月11日


2018年8月11日 | カテゴリー:脳のおはなし

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