西宮 ながた整体院のブログ

コーヒーを飲むと頭痛が治る?


 

クライアントさん(女性)から、「私は頭が痛い時にコーヒーを飲むと
痛みが治まるのですが普通ですよね?」とのご質問を頂きました。

なんでも、この方のお父様は、頭痛がある時にコーヒーを飲むと、
余計に酷くなるのだとか。

理屈で考えるなら、コーヒーを飲めば、頭痛はいったん治まる可能性が高いです。

とはいえ、親子でまったく逆の結果が出ているわけですので気になりますね。
というわけで、コーヒーと頭痛の関係について改めて考えてみました。




1. 自律神経に注目

コーヒーにも色んな成分が含まれますが、まず思いつくのは覚醒作用ですよね。
「眠気覚ましにコーヒー」は、世の中の常識と言って差し支えありません。

コーヒーに含まれるカフェインは精神刺激薬ですから、自律神経は副交感神経
ではなく、交感神経が優位になります。

それで、交感神経が優位な状況だと、痛みを感知しにくくなるという特質があります。

極端な例になりますが、スポーツの試合中なんかだと、興奮状態(交感神経が優位)に
ありますので多少の怪我であれば、痛みはそれほど気になりません。試合が終わり、
緊張が解けたタイミング(副交感神経が優位)で、怪我の痛みが際立ってきます。

従いまして、自律神経に注目して考えるなら、コーヒーを飲めば頭痛は軽減する
可能性が高いです。

【拙・自分で出来る自律神経症状チェック
 

2. 血液の流れに注目


 
次に血液の循環に焦点をあてます。痛みを感じるのは、不具合、あるいは
損傷した組織を修復する過程です。そして修復するために必要な栄養分は、
血液が運んできてくれます。

つまり、血の巡りが良くなるほど、痛みを感じやすいと言うことです。
逆になんらかの原因で血液が供給されない場合、修復作業ははかどりません。

打撲や捻挫をした時など、氷や水で患部を冷やすと痛みが軽減しますよね。
これは血流を阻害することによって痛みを和らげているわけです。

それで、上述しました通り、コーヒーを飲むと交感神経が緊張しますので
血管は収縮し、血流は悪くなります。

ちなみに、頭痛薬にも色んな種類があり、頭痛を止めるメカニズムは
違いますが、主流になっているのは血流を抑制するタイプのものです。

以上を踏まえて考えると、血の巡りに注目した場合でも、コーヒーを
飲めば頭痛は軽減する可能性が高いことがわかります。

【拙・コーヒーを飲んでも水分補給にならないのか?
 

3. 偏頭痛と緊張型頭痛


 
それでは、コーヒーを飲んで頭痛が治まるケースがあるのか考えてみます。

ネットで検索すると、「頭痛が治るかどうかは頭痛の種類による」と
説明されているサイトが多かったです。

コーヒーで頭痛が治まるのは偏頭痛で根拠としては、「偏頭痛が血管由来の
疾患であるため」とのこと。頭痛と血流の関係は先に述べた通りですので、
ご納得いただけるかと思います。

一方、コーヒーで頭痛を悪化させてしまうのは緊張型頭痛だと記載されています。

緊張型頭痛は、首や肩こりが酷く、慢性的に頭部への血流が不足した状態になると
発生するタイプです。それで、「コーヒーを飲むと余計に筋肉が緊張し、血流が
低下するため頭痛が悪化する」という理屈ですが、こちらに関しては疑問が残ります。

【拙・目の奥が痛くなるタイプの頭痛
 

4. 頭痛が起こるタイミング


 
例えば、長時間連続してクルマの運転をすると、集中力を維持し続ける緊張感に
加えて、同じ姿勢で過ごしてしまうために、首や肩がこっていきます。

いかにも緊張型頭痛を引き起こしそうな状況ですが、実際に頭痛を感じるのは、
運転中ではなく、帰宅時やパーキングで休憩した時などが圧倒的に多いですよね。

仕事や勉強にしても同様です。長時間集中し、首や肩がこると緊張型頭痛の
要因になりますが、頭が痛くなるのは、作業が一段落し一息ついた時でしょう。

つまり、極度の緊張から解放されたタイミングで頭痛が発生しているわけです。

そうしますと、コーヒーを飲んだ瞬間に首や肩の緊張が悪化し頭痛が酷くなった、
というのでは理屈に合いません。

【拙・カフェインの適正な摂取量
 

5. 頭痛が悪化する理由


 
それでは、コーヒーを飲んで頭痛が酷くなるのは何故なのか考えてみると、
可能性としてはふたつあります。

まず、実際にはコーヒーを飲んでから、頭痛が起こるまでに時間差が
あるケースです。飲んでいる時には変化がなく、しばらく経ってから、
つまりカフェインによる覚醒作用が減少すると共に頭痛が悪化していく、
というパターンです。

この場合でも、人によっては、「コーヒーを飲んだら頭痛が酷くなった」
と認識する人がいても不思議ではありませんよね。

次に、タイミングの問題が考えられます。コーヒーを飲むのはどういう時
なのか考えてみると、休憩する時ですよね。

わかりやすい休憩でなく、仕事や勉強をしながらだったとしても、
ある程度は集中力を弱めるはずですから緊張は緩和します。

つまり、休憩をとってリラックスするという事は、副交感神経が優位に
なりますので、それ自体が原因になり得るわけです。その場合、コーヒーではなく、
紅茶やお茶であっても、やはり頭痛が酷くなると考えられます。

【拙・カフェイン依存性チェック
 

6. まとめ

結論と致しまして、頭痛がある時にコーヒーを飲めば治まる可能性が高いです。

ただし、コーヒーを飲んでいる時には問題がなくても、時間の経過と共に
頭痛が酷くなるケースがあります。

偏頭痛にしても、緊張型頭痛にしても、血液の流れを低下させると
一時的に頭痛は軽減しますが、頭痛が治るわけではありません。
むしろ、問題を先送りしているだけだという事を把握しておきましょう。

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最終更新日 2018年5月12日


2018年5月12日 | カテゴリー:栄養と健康

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