西宮 ながた整体院のブログ

皆勤賞に価値はあるか?


 

1. 皆勤賞が途絶える

定期的にご利用くださっているクライアントさんが、
いつになく冴えない表情をしていたため、理由を尋ねてみました。

すると、お嬢さん(6年生)が新学期早々に風邪をひいて発熱したため、
学校を休ませたそうです。何の問題もない常識的な対応に思えますが、
なんと、入学以来一度も欠席がなく、皆勤賞をつづけていたそうな。

問題はここからで、強制的に休ませて以降、お嬢さんは不機嫌な日が多く、
ぎくしゃくした関係になってしまった模様です。さらには、
頻繁に風邪をひいて、簡単に休むようになってしまったそうです。





 

2. 皆勤賞に価値はあるか?

それで、クライアントさんが仰るに、「休ませたのは間違いだったのでしょうか?」、
「皆勤賞といっても、そこまで価値はないですよね?」とのこと。

まず、学校を休ませたことは正解でしょう。
問答無用で、「学校に行っちゃダメ」という対応をしたのであれば、
問題はありそうですけれども・・・。

次に、「皆勤賞に価値はあるか?」ですが、もちろん価値はあります。

近年、皆勤賞を廃止する地域、学校が増えていますので、
賞に対する価値に疑問を感じる方がいても不思議ではありませんね。

【拙・自分で出来る自律神経症状チェック
 

3. 皆勤賞に価値がある理由


 
さて、皆勤賞の定期は学校によって違っていたりしますが、
基本的には、無欠席に加えて、無遅刻、無早退です。
ようするに、学校がある日は、「いつもいましたよ」、そういうことですね。

※ 欠席・早退は、一定の回数まで不問にする学校もあります

欠席どころか遅刻がないということは、朝寝過ごしてしまうことなく、
起きるべき時間に、しっかりと起きていたことになります。

これはつまり、長期間に渡って健康管理が徹底され、生活リズムが
安定していたことを意味しますので、どう考えたって凄いです。
誰にでもできる事ではありません。

就職する際にも、大きなアピールポイントになります。

休まずに会社に行っているだけの人よりも、しっかり会社に利益を
もたらしてくれる人の方が重要、という考え方もできますが、
それは比較する対象が不適切です。

「休むことなく出社し仕事もできる人」と、「休みがちだけど
仕事のできる人」であれば、どちらを採用したいですか?

【拙・風邪をひいても熱を下げない方が早く治る医学的根拠
 

4. 皆勤賞は難易度が高い


 
皆勤賞を取るためには、自身での健康管理だけでなく、
運にも大きく左右されます。

と言いますのも、学校では限られたスペースで大勢の子供が
活動しますので、ウイルスに感染している子供が混じれば、
周りの子供は感染してしまう可能性が高まります。

教室内の空気はもちろん、教室の扉、トイレ、水道など、
間接的に接触する機会は多いです。

だからこそ、感染する児童を極力増やさないためにも、
「学級閉鎖」というシステムが存在しているわけですよね。

それを踏まえて考えると、6年間を通して皆勤賞ともなれば、
偉業と言っても差し支えないでしょう。

予断ですが、インフルエンザ等、感染力の強いウイルス性の疾患を
患っていることが判明すれば、学校(校長)の権限で休ませることが可能です。

その場合、あまり知られていませんが、学級閉鎖と同じ扱いになり、
皆勤賞の資格は継続されます(欠席扱いにはなりません)。

【参考・学校保健安全法 感染症の予防
 

5. 皆勤賞の意味を考える


 
それでは、「皆勤賞には価値がないどころか害悪」という意見が
あるのは何故なのか考えてみます。

風邪をひいて体調を崩していても、学校へ行く子供はいます。
その際、どういうわけだか、「しんどいのに学校を休まないなんて偉いね」
と評価を受けることが少なくありません。

感染性の疾患を患えば、感染を拡大させないために、行動範囲を
狭くすることが基本ですので、学校へ行くよりも自宅待機が正解です。
それを学校権限で執行するのが学級閉鎖ですから。

体調を崩さないことこそが、評価されるべき点であって、
風邪をひいても我慢して登校することではありません。

子供が、この辺りの事情を間違って解釈してしまうと、
確かに皆勤賞は害悪になってしまいますね・・・。

【拙・眠い時は寝た方が健康に良い理由
 

6. 良い判断でした


 
冒頭でご紹介したクライアントさんのお嬢さんからすると、
卒業を間近に控えた時期に皆勤賞が途絶えてしまったのですから、
悔しい思いをしたことは間違いありません。

仮に、発熱している状態を我慢して登校していたとしても、
非難されるどころか、理解を示してくれる人の方が多いでしょう。

それでも、あえて休ませたことは正しい判断だったと考えます。

皆勤賞が途絶えてから、頻繁に風邪をひくようになったのは、
緊張の糸が切れたことが主な原因だと考えられます。
休みの日になると発熱するパターンと同じ理屈ですね。

5年と10ヶ月も無遅刻、無欠席を続けられただけでも十分に凄い実績です。
しっかり英気を養って、中学生生活に備えてください。

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最終更新日 2018年3月10日


2018年3月10日 | カテゴリー:環境と健康

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