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高血圧になったら降圧剤を飲むべきか?


 

定期的にご利用くださっているクライアントさん(30代・男性)が、病院にて
血圧を計る機会があったらしく結果は、140mmHg(最高血圧)と少しだったそうです。

数週間分の降圧剤を処方されるとともに、自宅用の血圧計を購入し、
毎日計測するよう奨められたのだとか。

それで、医師の指示通りに、降圧剤を服用しつつ、血圧を測定し始めたところ、
日を重ねるごとに数値が低下し、数日後には100mmHgに近づいたとのこと。

「いくらなんでも低すぎるだろう」ということで、服用を中止したそうです。
基本的には、断薬するなら医師の指示に従った方が無難ですが、
100mmHg前後まで血圧が低下しているのに、降圧剤を飲み続ける意味はないでしょう。

血圧が高くなり過ぎるのは良くありませんが、低すぎても健康によろしくありません。
今回は血圧と降圧剤について考えてみます。




1. 高血圧と診断される数値


 
さて、「血圧を下げる必要あり」とされる診断基準ですが、ひと昔前は
160/95mmHgでした。今現在は基準が大幅に引き下げられて、病院で計るなら、
140/90mmHg、自宅で計る場合は、135/85mmHgから高血圧とみなされます。

高血圧を診断する際には、最高血圧の数値から判断されるケースが多いため、
140mmHg超の状態なら降圧剤を処方した医師の判断は、ガイドラインに従った
妥当な結論だと言えます。

とはいえ、血圧とは基本的に、加齢と共に上昇していくもので、血圧の数値も、
年齢+90(160を超える場合はこの限りではない)なら、「健康上問題なし」
とされてきました。

それなら、「なぜ高血圧を診断する数値を変更したのか?」、
「どうやって決められたのか?」その根拠が気になりますよね。

【拙・胸が苦しい時の対処法
 

2. 高血圧の基準の根拠

1970年代にWHO(世界保健機構)が、高血圧の基準を160/95mmHgとしたのですが、
日本でもこの数値に倣いました。国際基準ということですね。

それで、1993年になると、WHOが140/90mmHg以下を正常な血圧値、
160/95mmHgを超えた場合は高血圧、と少し設定を変えました。

つまり、最高血圧で言えば、160mmHgで線引きされている基準はそのままに、
140~160mmHgをグレーゾーンとしたわけです。

素直に解釈するなら、「140mmHgを超えても降圧剤を飲む必要はありませんが、
血圧が高くなってきているから注意してね」という意味合いでしょう。

ところが、どういうわけだか日本ではグレーゾーンがなく、
140/90mmHgを超えた場合は問答無用で病人認定されてしまいます。

例えば、最高血圧が140~160mmHgの人は、日本だと高血圧症と診断され、
降圧剤の服用を勧められますが、海外へ移住すると、高血圧症ではなくなるわけです。

もちろん、国際基準に合わせることが正しいとは限りませんが、
日本が独自に、140/90mmHgを基準にした明確な根拠は存在しません。

【拙・風邪をひいても熱を下げない方が早く治る医学的根拠
 

3. 血圧は下げたほうが良い?


 
血圧が高くなると、脳梗塞や心筋梗塞など、血管性疾患を招く可能性が高くなるため、
血圧は下げた方が良いという理屈は理解できますが疑問も残ります。

加齢に伴って徐々に血管は硬くなり、弾力性もなくなっていきますが、
このあたりの事情は筋肉でも同じですね。生物である以上は仕方ありません。

血管が硬くなったとしても、脳をはじめ、身体に血液は必要不可欠ですから、
血圧をあげて代償しているわけです。

降圧剤で血圧を下げたところで、血管の柔軟性は取り戻せません。
これはつまり、身体が必要だからこそ、あえて上昇させた血圧を
下げているのですから、健康上の不具合が生じても不思議ではないでしょう。

【拙・心筋梗塞について知っておきたいこと
 

4. めまいの原因になる

冒頭でご紹介したクライアントさんとは別件ですが、「めまいがする」
とのことでお越しくださった方がいらっしゃいます。

70歳の女性なのですが、病院でみてもらったところ、
起立性低血圧による眩暈だと診断されたそうです。

それで、いろいろとお話を伺ってみると、高血圧を患っていて、
長年降圧剤を飲んでいることが判明しました。

起立性低血圧は、立ち上がった際、脳に供給される血液が不十分なため、
一時的にふらつく現象です。それなら、めまいを改善するためには
血圧を上げる必要があります。

【拙・血管年齢測定の信憑性を考えてみる
 

5. お酒との相性


 
さらに、いつのまにかお酒を飲むと体調が悪化するようになったそうです。

アルコールが体内に入ると血管を拡がり、血流がよくなります。
つまり、お酒を飲むと血圧が下がるわけですから、断言はできませんが、
理屈で考えるなら降圧剤を服用している事と無関係ではないでしょう。

ちなみに、降圧剤を服用した状態での血圧は、120/80mmHgくらいなのだとか。

降圧剤を飲まないと、どれくらいまで上昇するのか尋ねてみると、
「何年も毎日欠かさず飲んでいるのでわかりません」とのことでした。

【拙・医者が薬を飲まないというのは本当か?
 

6. 降圧剤は必要か?

先にも述べましたが、降圧剤を服用するのは、脳梗塞や心筋梗塞など、
血管性疾患を回避するためです。

一時的に降圧剤を飲んで血圧を下げるのは有効な手段だとは思いますが、
めまい、ふらつき等、健康を犠牲にしてまで服用しつづける意義が
あるかどうかとなれば疑問は残ります。

高血圧になってしまって、降圧剤を飲むことになったら、それと平行して、
血圧を下げるべく生活習慣を変えることが大切だと考える次第です。

塩分を控えた食事を摂るように心がけて、毎日歩く習慣をつけるだけも、
血圧が下がる可能性はありますよ。

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最終更新日 2017年11月6日


2017年11月6日 | カテゴリー:身体のおはなし

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