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上咽頭炎が治った理由を考えてみる


 

上咽頭炎という疾患をご存知でしょうか?あまり聞き慣れない言葉ですが、
「風邪だと思っていたら実は上咽頭炎だった」というケースは少なくありません。

ですので、皆さんも気付かないうちに、上咽頭炎を患っていた可能性があります。

2016年の春から、不眠症の改善を目的にお越しくださっているクライアントさんが
いらっしゃるのですが、「通院し始めてから上咽頭炎にならなくなったのですが、
整体と関係ありますか?」とのご質問をいただきました。

ちなみに、不眠症は改善したのですが、現在もメンテナンスを兼ねて定期的に通院されています。

長年にわたり、上咽頭炎に悩まされていたらしく、なぜ治ったのか不思議とのこと。
というわけで、今回は上咽頭炎と施術の因果関係を考えてみます。




1. 上咽頭炎の症状


 
上咽頭炎を患うと、主に以下のような症状がでます。

◇ 喉と鼻の間が痛い
◇ 喉と鼻の間がむずむずする
◇ 喉と鼻の間がつまる
◇ 喉が乾いて痛い
◇ 発熱がある
◇ 全身に倦怠感がある
◇ 悪寒がする
◇ 口臭がする
◇ 鼻水が喉に流れる
◇ 耳に閉塞感がある

代表的な症状を見る限り、ほとんど風邪と変わりませんね。

それもそのはずで、殆どの咽頭炎は風邪が原因で起こるため、
「喉の風邪」とさえ呼ばれます。それで、咽頭炎の中でも、
上咽頭に炎症が生じたものが上咽頭炎です。

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2. 上咽頭炎とはなんだろう?


 
咽頭、いわゆる喉は、上咽頭、中咽頭、下咽頭の3つに分類されるのですが、
口を大きく開けた際、正面の奥に見えるのが中咽頭です。

中咽頭の上、つまり、鼻と喉の間に位置する部分が上咽頭と呼ばれます。

ちなみに、どれだけ口を大きく開けても上咽頭は見えませんし、
頑張って指を突っ込んでも触れることはできません。

風邪などをきっかけとして、上咽頭が炎症を起こした状態を上咽頭炎、
中咽頭、下咽頭が炎症を起せば、咽頭炎です。

炎症を起している箇所が上咽頭なのか、はたまた中咽頭、下咽頭なのか
自分で判断できる人は稀でしょう。そのため、風邪をひいた際に伴う咽頭炎と
勘違いしてしまったとしても仕方のない話ですよね。

炎症を起しているという事は、ウイルスが繁殖しているわけですが、
厄介なことに、上咽頭はうがいをしても効果が及びにくい位置にあります。
そのため、咽頭炎と比較すると治りにくく、慢性化しやすいのです。

慢性化した上咽頭は、「なんとなく喉や鼻の調子がおかしい」と感じるものの、
はっきりした症状がでません。逆に言えば、風邪を引いてから、「がなかなか治らない」、
「いつまでたってもスッキリしない」場合は、上咽頭炎を疑ってみることができますね。

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3. 上咽頭炎になる原因


 
炎症の原因はウイルスですから、寝不足やストレスによって疲労が溜まっていると
免疫力が低下し、ウイルスの繁殖を容易にしてしまいます。

ウイルスが最初に付着するのは、喉や鼻の粘膜ですが、鼻は喉とは異なり、
鼻毛があるぶん、異物の侵入に対して防御力は高めです。

そうしますと、普段の呼吸を鼻ではなく、口でする人は風邪にかかりやすくなり、
咽頭炎、上咽頭炎を患いやすいと言えます。

この辺りの事情は、当たり前ですが風邪をひきやすい人とまったく同じです。

その他に、花粉症などのアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎を患っていると、
上咽頭炎にかかりやすくなる傾向があります。

この原因としては、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎ともに、鼻がつまりやすくなり、
結果として口で呼吸せざるを得ない状況になるためです。

さらに上咽頭には、免疫システムと関与する「アデノイド」と呼ばれる部分があります。
と言いましても、アデノイドは大人になるにつれて縮小し、殆どの場合は消滅するのですが、
完全に消えてしまった後でも、炎症を起しやすい場所として知られています。

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4. 上咽頭炎で処方される薬


 
基本的にはウイルスを繁殖させないために、抗生物質が処方されます。
それ以外には、粘膜の炎症を抑えるための消炎剤や粘膜調整剤、
発熱が伴っている場合は解熱剤ですね。

風邪をひいた際に出される薬剤と同じですから、一時的に症状を
抑えることはできても、根本的に解決するのは難しそうですね。

一部の病院では、上咽頭炎の治療に特化した、「Bスポット療法
なるものを実施しているところもあります。長いあいだ悩まされているのであれば、
上咽頭炎に特化した医院に相談してみるのも選択肢のひとつです。

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5. 上咽頭炎を自分で治したい場合


 
まずは、生活環境を見直し、ストレスを減らし気分良く過ごすことと、
質の良い睡眠をとりつつ、自然治癒力を高めていくことが重要になります。

そのうえで、うがいでは賄いきれない上咽頭のウイルスを排除できれば、
完治に近づきますので、鼻うがいが理想的でしょう。

とはいえ、「鼻から水をいれるなんてありえない・・・」と、引いてしまう方が多いと思います。

ところが、鼻うがい用の薬品を使用すれば、慣れるまで違和感こそありますが、
痛みは殆どありません。少し面倒ですが、自宅で鼻うがい用の食塩水をつくることも可能です。

蓄膿症や花粉症、アレルギー性鼻炎の予防・改善にも効果がありますので、
これを機に挑戦してみてください。

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6. 上咽頭炎が治った理由


 
それでは最後になりましたが、冒頭でご紹介したクライアントさんの、
「上咽頭炎が治った理由」を改めて考えてみます。

この方には、頭蓋骨の矯正を中心にして施術を進めていたのですが、
頭から顔を形成する骨格のバランスが整ったため、
鼻で呼吸が出来るようになったことが理由のひとつでしょう。
口で呼吸をする癖が改善され、喉の負担が軽減したわけですね。

ふたつめの理由としては、頭蓋骨を矯正すると自然治癒力が高まるため、
自力でウイルスを排除できるようになったと考えられます。

このクライアントさんの場合、もともと不眠症でしたので免疫力は低めだったと予想できます。
それが普通に眠れるようになり、免疫力が大幅に改善されたのでしょう。

本当のところ、この方が上咽頭炎を患っていたことは把握していませんでしたので、
狙いを定めて改善できたわけではないです。はっきり言えば偶然ですね。

ところが、質問をいただいてから、治った理由を考えてみたのですが、
頭蓋骨の矯正で慢性的な上咽頭炎を改善できそうな要素が揃っていました。
そう考えると、両者の相性は悪くないですね。よい勉強になりました。

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最終更新日 2017年9月12日


2017年9月12日 | カテゴリー:身体のおはなし

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