いろんな症状を考えてみる|整体のブログ

冷房は何度から利用するべきか?


 

お越しくださったクライアントさんに、「実は夏の気温は20年前と変ってないですよ」
という話をすると、「冷房を使いすぎて暑さに弱い人が増えたのでは?」とのご意見。

なるほど。これは的を射た鋭い見解かと思われます。

夏の気温が上がったわけでもないのに、「夏が暑くなった」と感じている方が
多いのも事実でしょう。それなら、「暑さに弱くなった」と考えるのは妥当です。

原因はいろいろ考えられますが、冷房の影響は無視できません。
今や冷房が完備されている公立の小学校だって珍しくないですよね。
僕が小学生の頃、学校には扇風機さえありませんでしたよ・・・。

便利になったのは良いことですが、「安易に冷房を使いすぎてやしませんか?」
というわけで、冷房は何度から利用するべきなのか考えてみました。




1. 夏は以前よりも暑くなったか?

とりあえず、気象庁のサイトから、8月の気温の変動を調べてみました。
東京における、1987年から2016年にかけての気温の変化は以下の通りです。

参考 『気象庁 過去の気象データ

1993年は気温が低いですが、それ以外は横ばいとみなして良いでしょう。

平均最高気温だけでなく、平均最低気温も同様ですので、
「アスファルトが増えたぶん、冷えにくくなり夜が暑くなった」
という説も、気象庁のデータからは読み取れません。

大阪のデータを抽出すると、気温の推移は以下の通りです。

念のために、「気温が高い時間帯が増えたのではないか?」
という可能性を考慮して、一日の平均気温の推移をグラフ化してみました。

予想通りですが、こちらも30年の間に目立った変化はありませんね。

【拙・汗をかかない(汗をかけない)原因
 

2. 暑さに弱くなった理由

ところが、「夏は暑くなった」という説が、すっかり常識になりました。
気象予報においては、「猛暑日」まで新たに設定するくらいです。

夏になれば、熱中症にまつわる報道が、新聞やテレビで盛んになりますよね。

そうしますと、「夏が暑くなったのだから、しっかり健康管理をしなくては!」と、
冷房を使用することに対する抵抗は、間違いなく少なくなるでしょう。

快適に過ごす時間が増えれば、結果として汗をかく時間が減少します。

汗をかく機会がなくなれば、能動汗腺の機能は低下してしまいますので、
暑さに弱くなるのも必然だと言えそうです。

【拙・汗をかけないデメリットと治し方
 

3. 眠るときの温度


 
ヒトが裸で、安静にしている時に、発汗もふるえも起こらず、血管の収縮、拡張だけで
体温調整が可能な温度は温熱的中性域と呼ばれ、27~32度です。

パジャマやタオルケットを羽織るぶんを差し引くと、25~30度くらいになりますので、
この範囲内であれば、冷房は不要ということになります。

実際には、「湿度」という要素が加わりますが、少なくとも、24度以下の温度設定は、
過剰に冷やし過ぎだと言えそうです。

【拙・暑い夏でも健康的に涼しく眠る方法
 

4. 仕事をするときの温度


 
温度計・湿度計の製造販売メーカーであるクレセルさんによりますと、
夏の暑い時期、快適に過ごせる温度は、25~28度で、湿度は、 55~65%とのこと。

参考 『(株)クレセル 快適な温度・湿度は?

こちらは、温熱的中性域とはことなり、衣類を着た状態での温度でしょうから、
そのままの数値を参考にして良さそうです。

ただし、事務仕事において、今やパソコンは不可欠な存在と言って差し支えなく、
そのパソコンは熱を発します。

パソコンの台数が多い職場や、パソコンから放熱される風向きによっては、
局所的に体感温度が暑くなりますので考慮が必要でしょう。

【拙・賢くハッカ油を使って涼しくなろう
 

5. 自宅にいるときの温度


 
こちらも、25~28度が快適に過ごせる室温だと考えて差し支えないでしょう。

そうしますと、何をしているかが問題になりますが、読書や雑談をするぶんには、
25~28度で問題なく過ごせそうです。

厄介なのは、スマホでしょうか。なにせ熱源が手の中にあるわけですから、
体感温度が確実にあがります。動画を観たり、ゲームしたりするなら、
スマホに負荷がかかり、さらに激しく発熱すること間違いなし。

そうしますと、2度ほど差し引き、23~26度くらいに設定して、
ようやく快適に過ごせる感じでしょうか。

【拙・子供の自律神経を考えてみる
 

6. 快適 ≠ 健康

快適に過ごせる温度は、何をするかによって、かなり左右されますね。

ただ、快適に過ごす日々が続けば、身体は暑さに弱くなっていきます。
運動をしないで、ぐうたら過ごすと、筋力が低下するのと同じです。

快適に過ごす事と、健康的に過ごす事がイコールだとは限りません。
時には、暑さのなかで汗をかきながら過ごすことも大切ですよ。

何よりも、普段の過ごし方によって、汗のかきかたや、
暑いと感じる温度が変ってくることを把握しておきましょう。

関連記事
【拙・冷房が体に悪いというのは本当か?
【拙・扇風機の風は本当に体に悪いのか?
【拙・夏になると足がだるくなるのは何故なのか?
【拙・夏にあったパジャマを選ぼう




最終更新日 2017年7月29日


2017年7月29日 | カテゴリー:自律神経の乱れ

あわせて読みたい記事

お問い合わせ

自律神経失調症・パニック障害・不眠症

西宮・芦屋 ながた整体院

0798-32-0446

営業時間

10:30~13:00
15:00~20:30

※木・土曜日は18:00まで

電話受付

20:00まで
※木・土曜日は18:00まで

休診日

日曜日・祝日

»当院へのアクセス

»メールでのお問い合わせ

PAGE TOP

お問い合わせ