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サラシアが配合された牛丼は健康に良いか?



 

友人とラーメンを食べに行った際に、背脂たっぷりの濃厚なスープに、
肉厚チャーシューが盛り付けられていました。目にした途端に思わず、
「美味しそうだけど健康に悪そうだな・・・」と、もらしてしまったことがあります。

それを聞いた友人に、「ラーメン食べに来て健康の話なんかするなよ」と、
間髪を入れずに突っ込まれました。ごもっともです。僕が野暮でした。

とはいえ、ファストフードと言えども、食べて健康に良いならそれに越したことはありませんよね。

ラーメンではありませんが、牛丼の大手チェーンである吉野家さんより、
健康に配慮した商品がメニューに追加されたようですので、今回はそのお話し。




1. 健康的な牛丼

さて、2017年7月3日10時より、「サラシア牛丼」なる商品の販売を始めたそうな。

サラシアは、サプリメント(主にダイエット)として販売されているくらいですので、
うまく利用すれば、健康的な牛丼が実現する可能性ありです。

この「サラ牛」なる商品ですが、牛丼のタレに、サラシア由来サラシノールが
加えられた機能性表示食品として、ネットでは既に販売されています。

実店舗での販売に踏み切ったということは、通販での売れ行きをみて、
「これならいける」と判断したのでしょう。つまり、吉野家の牛丼の味を
損ねることのない一品だと考えて差し支えなさそうです。

ヘルシーになるのは良いことですが、肝心の味が損なわれては意味がありません。

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2. サラシアは血糖値を下げる

それでは、サラシアにどういった効能があるのか気になるところですよね。

サラシアを摂取することにより得られる効果は、いろいろとあるのですが、
代表的な働きは、なんと言っても血糖値を下げてくれることでしょう。

「牛丼を食べ過ぎると健康に悪そう」というイメージをお持ちの方は、
脂質と塩分の過剰摂取に繋がる可能性を危惧しているのではないでしょうか?

ところが、吉野家の牛丼に含まれる脂質と塩分は適量の範囲内だったりします。
それなら、健康を気にすることなく食べて良いのかと言えば、そうでもありません。

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3. 丼は血糖値が上がりやすい


 
牛丼に限らず、どんぶり物の宿命として、一食におけるお米の量は
どうしても増えてしまいがちです。

たまに食べる程度であれば、特に気にする必要もありませんが、
頻繁に食べる方にとっては、肥満の原因になりかねません。

従いまして、吉野家さんで牛丼を食べる際に気にするべき点は、
脂質や塩分よりも、お米に含まれる糖分ということになります。

それで、今回販売が開始されたサラ牛には、血糖値を下げるサラシノールが
配合されているわけです。いや、狙いどころとしては完璧でしょう。

「より健康な食品を提供したい」という意気込みを感じます。
吉野家さんは本気ですな・・・。

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4. 炭水化物とは糖質のこと

炭水化物とは、ひとまず糖質のことだと考えてください。それで糖質は、
言わずもがな、生命を維持するために不可欠なエネルギー源ですよね

その糖質ですが、おおきく3つに分けることができます。

① 単糖類
グルコース(ブドウ糖)、ガラクトース、フルクトース(果糖)など、糖質の最小単位です。
ちなみに血糖値というのは、血液中のグルコースの量を指します。

② 二糖類
単糖類が2個結合したものです。
例えば、砂糖(ショ糖)は、グルコースとフルクトースが繋がったもので、
乳糖は、グルコースとガラクトースが繋がったものです。

③ 多糖類
グルコースがたくさん連なったもので、炭水化物もここ属します。

このうち、エネルギー源として吸収できるのは、①の単糖類のみで、
二糖類や多糖類は分解されて単糖類となり、はじめて栄養になるわけです。

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5. サラシアが健康に良い理由


 
糖質を分解する消化酵素として有名なのが、唾液にも含まれるアミラーゼです。
その他にも、ラクターゼやスクラーゼなどがありますが、サラ牛に含まれるサラシノールは、
消化酵素のひとつであるα-グルコシダーゼ(マルターゼ)と呼ばれる酵素の働きを阻害します。

つまりですね、牛丼を食べても、糖質は単糖類にまで分解されないため、
腸から吸収されないということです。

実際には、他の消化酵素の働きによっても糖質は吸収されますので、
「体内に取り込める糖質の量が減少する」というのが正確な表現でしょうか。

考え方によっては、「せっかく食べた物が効率よく栄養にならない」とも言えますが、
一時的に血糖値が上がるような場面では、栄養過多を回避できる有効な手段です。

牛丼とは関係ありませんが、「ケーキを食べたいけど太るしなぁ・・・」という時などに、
サラシアのサプリメントを利用するのもありでしょう。

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6. 糖尿病の治療薬にも利用されている

ちなみに、α-グルコシダーゼの働きを抑制することによって、
血糖値をコントロールする方法は、糖尿病の治療薬にもあります。

このタイプの治療薬を服用している方が、サラシアを摂ると効果が出すぎてしまい、
低血糖を起す可能性がありますので、注意が必要ですね。

健康な人が、サラシアを摂取する場合は、作用機序を考えても健康を損なう
危険性は低そうです。ただ腹部膨満感や腹痛、吐き気などが副作用として
現れるケースがあることも、予め把握しておきましょう。

なお、以前に紹介した糖尿病薬のスーグラは、「SGLT2」というタンパク質を
阻害するタイプの薬ですから、作用機序としてはまったく違う薬です。

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2017年7月3日 | カテゴリー:栄養と健康

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