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太ももの内側が痛くなる原因と対処法

太ももの痛みを気にする女性
 

1. 太ももの内側が痛いのだが?

自律神経のバランスをとるため、定期的にご利用くださっているクライアントさん(女性)
がお越しくださった際、申し訳なさそうに、「10日程前から、太もものの内側が
突然痛くなったのですが、原因とか分かりますか?」と仰いました。

太ももの内側が痛くなる要因として、運動をした際に起こる肉離れや筋肉痛、
O脚やX脚など、身体の歪みから来るもの等、色々あります。

肉離れや筋肉痛は、基本的に運動の負荷が強すぎた結果として起こります。
それなら、さすがに心当たりがあるでしょうから、ここでは除外します。

定期的にお越しくださっているだけに、身体の特徴(歪み)は把握していますので、
ひとまず除外しておきます。さらに、病院での各種検査は、「異常なし」とのことでした。





 

2. 痛くなる原因の特定

そうしますと、痛みを誘発している原因は、かなり限定されてきます。

僕    「10日程前、新しい下着に換えました?」
Mさん  「はい。1枚だけですけど・・・」
僕    「その下着サイズは合ってます?」
Mさん  「そう言われてみると、少しだけ小さいような気もします」

その後、よくよく話を聞くと、この方は複数の下着をランダムでローテーションするらしく、
該当する下着を履いた日は、太もも(内側)の痛みが特に強くなっている事が判明しました。

【拙・衣類アレルギーとはなんだろう?
 

3. 下着による鼠径部の圧迫

鼠蹊部の骨格
 
実は下着のラインが鼠径部を圧迫するする事により、その下を通っている神経(閉鎖神経)が
圧力を受けた結果として、太ももの内側に痺れや違和感が生じることがあります。

トランクスに代表されるように、世の中の男性の大半は、ゆったりした下着を
選ぶ人が多いので、この症状とは無縁でしょう。

僕も10年ほど前に、女性セラピストから教えてもらうまで知らなかったのですが、
下着が原因で太ももの内側に痛みを誘発する女性は少なくないそうな。

男性なら、たとえ痛みが出なくとも、圧迫感のある窮屈な衣類は敬遠しますので、
なぜ痛みがでるまで履き続けるのか不思議ですけれども・・・。

女性の場合、普段から着圧ソックスやストッキング、さらには、ガードル等も
着用しますので、そもそも圧迫に対する耐性が違うのでしょうね。

【拙・着圧ソックスを履き続けても大丈夫?
 

4. 自力で改善できるケース

 
さて、太ももの痛みが下着であることが分かれば、解消する方法はそれほど
難しくありません。違和感がではじめて間もない頃なら、自力で改善できます。

※ 長期化している場合はこの限りではありません

とはいえ、重大な疾患が潜んでいると困りますので、まずは病院で検査を
受ける事を推奨しておきます。

従いまして、「少しキツ目の下着を履き始めた途端に太ももの内側が痛くなった」
という場合に限り以下の方法を試してみてください。

【拙・スキニーは本当に危険なのか?
 

5. 痛みを誘発する動作を特定する

身体を動かす女性
 
兎にも角にも、該当する下着の着用を止める事が望ましいのですが、幸か不幸か、
女性は我慢強いため、「そんなの解決になってないし」と言われそうです・・・。
上述したクライアントさんも、難色を示してらっしゃいました。

代替案として、まずは痛み、もしくは違和感がでる動作を特定します。それで、
例えば、しゃがむ事により痛みがでるなら、しゃがむという動作を取らないようにします。

歩行など、日常に不可欠な基本動作でさえ痛みがでる場合、もしくは、履いただけで
違和感が生じるようであれば、残念ですが、その下着を着用することは諦めましょう。
根本的な原因を失くさない限り、どんな対策をしても徐々に悪化させてしまうだけです。

【拙・正座をすると脚がしびれる原因と対処法
 

6. 太ももが痛い時の対処法

鼠径部を開く運動
 
① 仰向けで横になります
② 痛みが出ている側の膝を曲げます
③ 反対側の膝の上に、曲げた側の足首を乗せます
④ 曲げた側の脚を外に開きます

①~④の動作により、下着によって圧迫された鼠径部が解放され、
上述した閉鎖神経も圧力から免れます。

太ももの内側に痛みが出始めた初期の頃であれば、これだけで翌日には
解消(少なくとも軽減)します。

ただし、既に症状が長期化している場合は、周辺組織に炎症をはじめ変性が
生じている可能性もありますのでこの限りではありません。
その時は、出来る限り早めに専門家に相談しましょう。

【拙・夏になると足がだるくなるのは何故なのか?
 

7. 閉鎖神経痛って何だろう?

ちなみに、鼠径部が圧迫された事が原因で、太ももの内側や股関節に
痛みがでるケースは閉鎖神経痛と呼ばれています。

神経痛と言えば、坐骨神経痛が有名ですね。その坐骨神経は骨盤から
伸びてきた神経であることに対して、閉鎖神経は腰椎の神経に由来します。

つまり、鼠径部だけでなく、腰の骨に異常がある場合でも、
同じように、太ももの内側に痛み等の症状が出ることがあります。

さらに言えば、骨盤の歪みや、お尻の筋肉の緊張によっても、閉鎖神経痛は
引き起こされるのですが、自力で障害を起している箇所を特定し、症状を改善する事は難しいです。

従いまして、鼠径部が圧迫されているという実感があり、なおかつ、
太ももの内側に痛みがある場合に限り、上記の解消方法を実践してみて下さい。

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2017年6月3日 | カテゴリー:身体のおはなし

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