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体が柔らか過ぎると怪我をしやすくなる理由

柔軟体操をする女性
 

1. 体が硬くなる事によるデメリット

「前屈すれば余裕で足首をつかめたはずのに、いつの間にかとどかない・・・」
というケースは珍しくありません。むしろそれが普通ですよね。

柔軟性を保つための努力をしなければ、歳を重ねるにつれて身体は
徐々に柔軟性を失っていくものです。

体が硬いと運動機能の低下を招くだけでなく、怪我をしやすくなります。
その他、血の流れが悪くなりますので、首や肩がコリやすくなったり、
疲労しやすくなる傾向にあります。

だからこそ、健康への意識が高い人は、ヨガなりストレッチを習慣化
することによって、身体の柔らかさを維持できるように努めるわけです。

基本的に体が硬いと、ろくなことはありません。それは間違いないありません。

それなら、身体は柔らかければ柔らかいほど健康的なのかと言えば、
実はそうでもなく、柔らか過ぎる事が原因となり怪我をしてしまうケースがあります。





 

2. 柔軟性を左右する要因

身体の柔軟性を左右する要因は、大きく分けると以下の二点に集約されます。

① 関節の状態
② 筋肉(腱、靭帯を含む)の状態

まず関節の状態ですが、なんらかの原因で歪みがあると、人体の構造上
備わっている本来の可動性を発揮することは出来ません。

リウマチ等、関節に病変が生じる疾患や、骨折、脱臼による怪我、
もしくは、先天性(生まれつき)である場合も考えられます。

ただし、基本的に関節の歪みは、状態に応じて動かしやすい方向と
動かしにくい方向が発生するものです。

例えば、前屈は柔軟性の度合いを示す代表格になっていますが、
前屈は苦手だけど、逆の動き、つまり背屈なら意外と頑張れる、
というケースは珍しくありません。

これは、関節そのものが、背屈方向に動かしやすい状態になっているため、
結果的に前屈方向には動かしにくくなっているだけです。

つまり、前屈が苦手だからと言って、必ずしも体が硬い事を意味しません。

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3. 伸ばされる筋肉が鍵になる

ストレッチをする女性
 
さて、関節の動力となっているのが筋肉です。身体を動かす際には、
必ずどこかの筋肉が収縮します。さらに、その動きとセットで伸縮する
筋肉が存在し、両者が連動することによって関節が可動します。

例えば、腹筋運動をする際には、お腹の筋肉が縮む一方で、
裏側にあたる背筋は、伸ばされます。逆に背筋運動をする際になると、
背中の筋肉が縮み、お腹の筋肉は伸ばされます。

筋肉(腱、靭帯を含む)の柔軟性が損なわれていると、伸ばされる側が
悲鳴をあげて、縮む側の動きを邪魔してしまうわけですね。

スポーツをする際になると、様々な筋肉を連動させることによって
運動を実現しているのですが、筋肉が硬くなっていると動きが制限
されてしまい、思うようなパフォーマンスを発揮できません。

それでも強引に動かそうとすると、当然ながら筋肉を傷めてしまいます。
運動不足の人が、たまにスポーツをして怪我をするのがこのケースです。

従いまして、身体を動かす前に、ストレッチ等で多少なりとも柔軟性を
あげておけば、故障に見舞われる可能性は低くなると言えます。

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4. 柔らかいがゆえの弊害

上腕二頭筋の画像
 
それでは、柔軟性があり過ぎると何が問題になるのか言及していきます。

関節には適切な可動域があり、関節を動かすために付随している筋肉は
本来の可動範囲内で機能するもので、それを超えて動かす場合には、
故障が発生する可能性が高くなります。

例えば、手のひらを上に向けて、腕(肘)を真っ直ぐ180度に伸ばします。
その状態から、肘を曲げる(力こぶをつくる状態)と145度位まで可動し、
逆に180度の状態から、さらに肘を伸ばそうとすると5度位は動くようになっています。

肘を180度に伸ばした状態を基本にすると、曲げる方向に145度、
伸ばす方向に5度というのが、肘関節本来の可動域です。

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5. 何事も適度が一番

ところが、肘を伸ばすと大きく5度を超えて動かせる人が存在します。
これが本来の可動範囲を超えた関節の状態、つまり動き過ぎです。

可動域を超えた状態であっても、関節を動かす原動力となるのは筋肉ですが、
この際、筋肉は想定外の動きを強いられることになります。

本来の用途とは違う使い方をすれば、故障する確率が高くなってしまうのは、
身体も機械も変りありません。体が柔らか過ぎると、意に反して
不適切な筋肉の使い方をしてしまいがちなんですね。

決して、「体が硬くても問題ない」ということではなく、本格的にヨガを
やっている人や雑技団レベルの柔軟性を目指す必要はないという意味です。

結論と致しましては、何事も適度が一番、これに尽きます。

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2017年3月11日 | カテゴリー:身体のおはなし

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