西宮 ながた整体院のブログ

肋間神経痛の症状と原因

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1. 肋間神経痛ってなんだろう?

肋間神経痛は、実際にどういうものかは知らないけれども、「聞いたことはある」
という方が多いのではないでしょうか。その肋間神経痛ですが知名度は高いものの、
痛みが生じるメカニズムは未だに不明で、実態が曖昧な存在です。

それもそのはずで、実は肋間神経痛の定義自体がはっきりしていません。
背骨から伸びている胸の部分(胸椎)の神経が不具合を起しているため、
それが原因で痛みがでているらしい、そんな感じで漠然としています。

肋間神経痛とは病名ではなく、胸に生じる神経症状のことを指すのですが、
整形外科の教科書を調べても、申し訳程度に記載されているくらいです。





 

2. 神経が障害を受けた時の痛み

症状に関しては神経痛というだけあって、神経が不具合を起した時特有の痛みがでます。

肘の内側を机の角などにぶつけてしまい、肘から手にかけてビリビリと痺れる経験を
した事はないでしょうか?これは肘の神経が打撃を受けた事により生じる現象です。

また、正座をする習慣がない人が、たまに正座をすると脚がしびれますが、
それは脚の神経が圧迫を受けたために起こっています。

肋間神経痛による痛みも、これと近いものがあり、
表現は人によって異なりますが、
身体の表面に電流が流れたように、ビリっとした痛みが瞬間的に起こることが多いです。

瞬間的な痛みが過ぎた後は、なんとなくヒリヒリする、あるいは、
ジンジンとうずくような不快感がしばらく続くことになります。

肋間神経とは文字通り肋骨の間を背骨から胸に掛けて走行しています。
痛み方として、背中から脇腹にかけて症状がでる事が多いですが、
場合によっては、前面の胸に至ることもあります。

【拙・正座をすると脚がしびれる原因と対処法
 

3. 体勢によって痛みが増減する

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痛みの原因も明らかになっていませんが、あくまでも神経痛なのですから、
背骨や筋肉等により神経が圧迫されて症状がでていると考えるのが妥当です。

それなら、体勢によって痛みが強くなるポジションと、痛みが軽減するポジションが
存在することになります。例えば、右側の肋骨から胸にかけて痛みがあるなら、
左側に身体を倒すと右側の肋間は広がりますので、障害を起している神経は
一時的に圧迫から解放され痛みが軽減する可能性が高いです。

逆に右側、つまり痛みがある方に身体を倒すと、より強い圧迫を受けることになって、
結果的に痛みも増強することになります。

従いまして、後を振り向く、手を上がる等、特定の動作によって、
問題がある側の神経が強く圧迫された際に、ビリビリと瞬間的に痛みが生じ、
動作を終えた後は、ヒリヒリとしばらく痛みが持続するわけですね。

【拙・体が歪む原因を考えてみる
 

4. 激痛が生じる一歩手前

では、「ビリっとした痛みはでた事がないから肋間神経痛ではないのか?」
といえば、そうとも言いきれません。

激痛ではないものの、ヒリヒリ、ジンジンとした不快感がずっと続いていて、
次の瞬間に電流が走ったような痛みがでないとも限らないわけです。

つまり、ヒリヒリするのは、激痛が生じる一歩手前くらいにまで
神経が不具合を起している状態だと考えられます。

もっと具体的に言えば、背骨や胸郭を中心とした骨格に歪みがあったり、
筋肉のバランスが崩れ左右どちらかに負荷が掛かっているという事です。

【拙・嫌な予感を信用してもよい理由
 

5. 心臓疾患による痛みとの違い

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胸に痛みが生じることがあるため、心筋梗塞や狭心症など心臓疾患との
判別が大切になりますが、神経痛特有の痺れる系の痛みと心臓疾患にみられる
胸の圧迫感とでは、痛みの質が異なりますので区別できる可能性が高いです。

肋間神経痛の場合は、上述しました通り神経が骨や筋肉の圧迫が原因で
痛みが生じると考えられますので、身体(背骨)を右に倒したり、左に倒したり、
あるいは左右に捻ると、痛みが増減します。

場合によっては咳やくしゃみをしても痛むことがあり、さらに悪化させてしまうと、
呼吸するための動作、つまり胸郭が上下に動くだけで痛みがでることさえあります。

従いまして、痛みがある側と逆に身体を倒してみて、痛みが軽減するようであれば、
肋間神経痛が由来の痛みだと判断できる目安のひとつになります。

【拙・心筋梗塞や狭心症による胸の痛み
 

6. 帯状疱疹による痛み

姿勢の問題ではなく、帯状疱疹ウイルスが原因で同じような痛みが生じる事もありますが、
基本的には肋骨に沿って発疹がでます(でない場合もある)ので判断できるかと思います。

また帯状疱疹が治ってからも、数ヶ月に渡って痛みが持続する(帯状疱疹後神経痛)
ことがありますが、こちらに関しても、因果関係は明らかですから対応しやすいと言えます。

その他に自律神経の不具合で起こる胸の痛みがありますが、
そちらに関しては、以下のページをご覧ください。

【拙・自律神経による胸の違和感と対処法
 

7. 何科に行くべきか?

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さて、背中から胸にかけての痛みの原因は、どうやら肋間神経痛らしい
という結論になった場合、どこで治療するべきか判断する必要があります。

原因が分かりませんので、これも判断に迷ってしまうところですが、
とりあえず整形外科に行くのが正解でしょう。

腫瘍や骨の変形など背骨の病変が神経を圧迫しているのであれば、
レントゲンで直ぐにわかります。ただ、肋間神経痛の場合は原因を特定できず、
「異常なし」と診断されることが多いことも把握しておきましょう。

原因が特定できれば、それに合わせて適切な治療が施されますが、
そうでない場合は、鎮痛剤や湿布で痛みを鎮めつつ様子を見るケースが多く、
状況によっては麻酔を利用して神経をブロックすることもあります。

【拙・医師が薬を飲まないというのは本当か?
 

8. 肋間神経痛の原因はストレス?

ところで、病変がどこにも見つからなければ、肋間神経痛の原因は
ストレスによるもの、と判断されるケースが主流になりつつあります。

「神経を圧迫している原因がなぜストレスなの?」と不思議に思われるかも
しれませんが、それほど荒唐無稽な話でもありません。

ストレスを感じると、ヒトの身体は自律神経の交感神経が緊張し力んだ状態に
なるのですが、闘争、もしくは逃走に備え、いわば臨戦態勢に入るわけです。

ストレスにさらされる状況が短時間で済めば特に問題はありませんが、
その状態が長く続いてしまうと、身体のあらゆるところに不具合が生じてきます。
体中の筋肉に力が入りっぱなしなのですから当然ですよね。

その過程で背中周辺の筋肉が異常に緊張してしまい、
やがて肋間神経痛を引き起こすという考え方です。

【拙・自分で出来る自律神経チェック
 

9. 背骨の歪みと筋肉のバランス

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とはいえ、疑問もあります。そこまで自律神経が過敏になると、
肋間神経痛だけでなく、自律神経失調症なり、パニック障害を
患ってしまいそうなものです。

当院では、自律神経失調症やパニック障害でお悩みのクライアントさんが
多いのですが、肋間神経痛を訴える人は殆どいません。

パニック障害だと一定の割合で脇腹(特に左側)に痛みを訴える方がいますが、
痛みの質からして神経痛とは言いがたいです。パニック障害の胸の苦しさに関しては、
呼吸が由来のもであって、それこそ神経痛とは別の話です。

結局のところ、ストレスが肋間神経痛の根源なのではなく、
前提として背骨の歪みなり、首から背中にかけて筋肉のバランスが崩れている。

その状態から、ストレスによって無駄な力が入り、左右のアンバランスが
強調されやがて神経を圧迫してしまう、そういう事ではないかと考える次第です。

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最終更新日 2017年6月22日


2016年12月17日 | カテゴリー:身体のおはなし

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