ストレスが強いと寝返りが増える?
1. 理に適った賢い投資
定期的にご来院くださるクライアントさんが寝室のベッドを買い換えたそうな。
人にもよりますが、人生の1/3程度は、眠るものです。
さらに、睡眠は自然治癒力がもっとも発揮される時間であることを考えれば、
ベッドや枕、あるいはパジャマにお金を掛けるのは、賢い投資といえるでしょう。
それで、旦那さんがダブルベッド、奥さんがセミダブルを購入し、
ふたつ並べてみると、部屋の大半を占拠してしまった模様です。
さぞかし壮観な眺めに違いない・・・。
【拙・悪夢を改善する方法を考えてみた】
2. ベッドが広いと寝返りし放題
普通サイズのベッドだと、「もしかしたら、落ちるかもしれない」という暗示がかかり、
どうしても、寝返りの数が減少してしまいがちです。ベッドのどちらかの端を壁に寄せている場合、
壁寄りで眠る傾向があることからも、軽視できない要素なんですよね。
ところが、ダブルとセミダブルを並べると、「落ちるかもしれない」という呪縛から解き放たれ、
寝返りし放題ですから、健康を維持する上で、かなり有意義な選択かと思われます。
「寝てしまえばなんだって一緒」と、ベッドや枕をはじめ、眠る環境は軽視されがちです。
そう考えてしまう気持ちは理解できますが、それは間違いでしょう。
赤ちゃんと隣接して眠った経験のある方なら、ご理解戴けるかと思いますが、
寝返りが制限される日がつづくと、健康状態は低下するものです。
【拙・寝返りが健康を左右する理由】
3. 寝返りの多い夜
さて、クライアントさんに、大枚をはたいて購入したベッドの感想を尋ねてみると、
寝返りし放題で睡眠の質もあがったらしく概ね好評でした。いや、良い買い物をなさいました。
ところで、横で寝ている奥さんの証言によりますと、日によって寝返りの頻度がまったく違うのだとか。
それで、「寝返りが酷かったよ」と指摘された前日を振り返ってみたところ、
ストレス度合いの強い日が多いことに気付いたそうな。
つまり、仕事等でストレスを抱え込んだ日の夜は、寝返りをうつ回数が顕著に増えたという事です。
これまでに、ストレスと寝返りの相関関係を考えた事はありませんでしたが興味深い現象ですね。
【拙・正しい枕の選び方】
4. 寝返りとストレスの関係
ストレスが加わると、自律神経の交感神経が緊張します。交感神経が優位になると、
寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまうわけですが、これは就寝時になっても、
力みが抜けていない状態なんですね。
眠っている時に普段よりもうまく脱力できないと、同じ姿勢を維持できる時間は短くなります。
そうしますと、楽な体勢を求めて寝返りをうつ回数が増加するのは頷けるお話しです。
ハードな1日を過ごて疲労した状態だと、やっぱり同じ体勢を維持できる時間は
普段よりも短くなってしまいそうです。
いずれにしましても、「ストレスが強かった日の夜には寝返りが増える」という現象は、
理屈通りだと言えるでしょう。それなら、ストレスを自覚している日こそ、
寝返りをうてるスペースを確保して眠ると、疲労の解消に繋がりそうですね。
逆に言えば、疲れているからと言って、ソファやコタツでそのまま眠ってしまうと、
寝返りをうてませんので、1日の疲れをリセットできず翌日に持ち越してしまうでしょう。
疲労している時の眠り方は、極めて重要ですね。良い勉強になりました。
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2016年10月29日 | カテゴリー:睡眠の質を上げる方法
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