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制御性T細胞に注目した癌の治療

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1.光で癌細胞を退治

東京工業大学の大隅良典栄誉教授がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
おめでとうございます。これで日本人は、3年連続しての受賞ですか。
日本の研究者が、世界的に認められつつある証左でしょう。嬉しい限りです。

ところで、今回のノーベル賞とは関係ありませんが、少し前に以下のような報道がありました。

《j-cast.com》  2016年8月21日  『光でがん細胞を退治、全身転移にも効果』

人体に無害な光の近赤外線を当て、がん細胞を攻撃する免疫システムを活性化させ、がん細胞を退治する治療法の開発に米国立衛生研究所の小林久隆研究員らが成功した。まだ、マウスの実験段階だが、1か所のがんを治療すれば、遠くに転移したがんも消える画期的な効果があるという。(中略)

研究チームは、がん細胞が免疫の攻撃から自らを守る仕組みを壊すために、ガード役の制御性T細胞を破壊することを考えた。光を受けると発熱する特殊な化学物質を、制御性T細胞に結びつく性質がある抗体と結合させた薬を作った。

そして、肺がん、大腸がん、甲状腺がんを発症させた計70匹のマウスに薬を注射し、体外から近赤外線を当てた。すると、光によって化学物質が発熱、制御性T細胞が死滅し、約1日ですべてのがんが消えた。ガード役が消えたために、免疫細胞ががん細胞を攻撃したからだ。(以下省略)

【拙・副流煙の有毒性が強いというのは本当か?
 

2.制御性T細胞の役割

ここでは悪役となってしまっている制御性T細胞ですが、もちろん、
本来なら身体の免疫システムに必要不可欠な役割を担っています。

ヒトに限らず動物の細胞は、適切な場所で、適切なタイミングで、増殖するように
調整されているからこそ、カラダを維持することが出来るわけですね。
出鱈目に細胞が増殖を繰り返すようなことがあれば、生物は生存できません。

それで、細胞が増え過ぎないように調整しているのが、制御性T細胞です。

本来なら異物として、捕食されるはずの癌細胞が死滅しないのは、
制御性T細胞をうまく利用して、自らを守っているからなんですね。

【拙・医師が薬を飲まないというのは本当か?
 

3.人間での臨床テストは3年後

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引用記事にある研究報告は、制御性T細胞の取り除くことに成功し、
結果的に癌細胞が免疫システムの網に懸かり殲滅されました、という内容です。

一時的にせよ制御性T細胞を死滅させてしまうことによって、身体の他の部分で
不具合が生じないのか?という疑問がでますが、そこは上手い方法があるのでしょう。

これまでの癌治療とは、根本的から異なる凄い研究だと思われます。
3年を目途に、人間での臨床テストを始めるそうですから、
実用化するまでには、今しばらく時間が掛かりそうですね。

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2016年10月6日 | カテゴリー:サイエンス

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