いろんな症状を考えてみる|整体のブログ

血圧の測定は危険なのか?

血圧計の画像
 

1.高血圧はホースを圧迫した状態?

健康に関心の高いクライアントさんが、興味深いことを仰っていたのでご紹介。

クライアントさんの父上様が、お医者さんから、「高血圧とは圧迫されたホースと同じ」、
「だから降圧剤を飲む必要がある」というような説明を受けたそうな。

血圧とは、血液が心臓から送り出される際の圧力のことですから、血圧が高いほど、
心臓が強く収縮しているわけです。

それで、ホースに例えると、蛇口を目一杯ひねって、勢い良く水を出しているか、
普通に出しているかの違いということになりますね。そう考えると、
「高血圧はホースを圧迫した状態」というのは、少し誇張されているような気もします。

【拙・鍛えることで血管を強化できるか?
 

2.高血圧を放置するのは危険

普通に考えるなら、どれだけ勢い良く水を出そうが、それが原因でホースが劣化し、
損傷してしまう可能性は低いです。ヒトの血管も似たようなもので、
血圧が多少高くなったとしても、血管が破裂するなんてことはまず起こりえないでしょう。

ただし、日常的に血圧が高くなっているということは、コレステロールが溜まり、
血液が通る血管が狭くなっていて、さらには、動脈の柔軟性も低下しているものと予想されます。

動脈硬化以外にも、加齢するに伴って血管が劣化してくると、イレギュラーで、
コブのようなものが形成されることがあります。

コブの部分の血液は停滞しやすく、該当部位は血管の壁も脆くなっていきますので、
その状態で、強い圧力を受け続けると、血管が損傷してしまう可能性も充分考えられます。
従いまして、血圧が高い状態を放置するのは危険だと言えるでしょう。

【拙・コーヒーを飲んでも水分補給にならないのか?
 

3.高血圧の人は血圧を測ってはダメ?

クライアントさんにも、上記と同様のお話しをしたのですが、興味深いのはここから。

クライアントさん 「血圧を測る時には腕が強く圧迫されますよね?」
僕          「はい、そうですね」

クライアントさん 「それこそ圧迫したホースでしょ?」
僕          「そういう事になります・・・」

クライアントさん 「高血圧の人は血管が劣化しているんでしょ?」
僕          「はい・・・」

クライアントさん 「だったら高血圧の人ほど血圧を測ってはダメなのでは?」
僕          「ごもっともです・・・」

【拙・心筋梗塞や狭心症による胸の痛み
 

4.血圧の測定は危険なのか?

疑問を呈する女性
 
血圧を測定することによって、血管系の疾患、例えば、脳梗塞だとか、心筋梗塞が
発症したという話は聞いたことがありません(僕が知らないだけかも)ので、
そこまで神経質になる必要はないかと思います。

ただ、このクライアントさんの主張は、正論ゆえ感心してしまいました。

エコノミークラス症候群は、飛行機などの座席に長時間座って動かない状態、
つまり、血液の流れが低下しているところに、いきなり動き出すと血管壁から
血栓がはがれて、脳や心臓、あるいは肺の細い血管で詰まってしまうという疾患です。

それで血圧を測定する場合には、かなりの圧力が加わり、一時的とはいえ、
血流が遮断されてしまいます。

例えばダムを放水すると、通常とは比較にならない水量が河川に流れ込みます。
その際に、平時ではみられない川底に沈んでいる石や木まで水に押し流されて、
下流へと運ばれます。

【拙・水は毎日2リットル飲んだ方が良いか?
 

5.血栓が剥がれる確率は高くなる

エコノミークラス症候群は主に下肢、血圧の測定は腕という違いがありますが、
血圧を測る際に、血管で生じる現象は河川のそれと近いものがありますね。
血流に強弱ができてしまいますので、血栓が剥がれる確率は確かに高くなるでしょう。

余談になりますが、タイト過ぎるスキニーを履いていて、膝を曲げた時なんかも同様に、
血管が強く圧迫されますので、注意が必要です。

実際に血圧を測って、血管系の疾患を発症する危険性はあるのかといえば、
血圧の測定方法は、日本独自のものではなく世界共通のもので、今もなお、
同様の手段が用いられていることを考えると、「問題ない」というのが解答になりそうです。

ただ、血管に負担を掛けていることに間違いはありませんので、
血圧を測定し、自分の思っている数値とかけ離れた数字が示されたとしても、
短時間に何度も測りなおすという行為は避けた方が良いですよ。

関連記事
【拙・血管年齢の測定は信用できるか?
【拙・夏になると足がだるくなるのは何故?
【拙・着圧ソックスで脚のむくみを改善できるか?
【拙・血液の働きを考えてみる
【拙・ビールは水分補給になるか?




最終更新日 2016年10月10日


2016年6月22日 | カテゴリー:その他

あわせて読みたい記事

書籍の紹介

お問い合わせ

自律神経失調症・パニック障害・不眠症

西宮・芦屋 ながた整体院

0798-32-0446

営業時間

10:30~13:00
15:00~20:30

※木・土曜日は18:00まで

電話受付

20:00まで
※木・土曜日は18:00まで

休診日

日曜日・祝日

PAGE TOP

お問い合わせ