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大腸がんの予防にアスピリン

アスピリンのボトル
 

1.アスピリンの働き

《news.nifty》  2016年5月8日  『大腸がん予防にアスピリンも』

大腸がんや心疾患を予防するために、50代以上は解熱鎮痛剤の「アスピリン」を毎日服用すべき――そんな驚きの勧告を、米国予防医学専門委員会(USPSTF)が2016年4月12日発表した。 (中略)

ただし、アスピリンの服用によって、消化管出血などを発症するリスクが上昇することもわかっており、USPSTFは予防のために服用する場合の条件を細かく指定。

「10年以内の心血管疾患発症リスクが10%以上」「アスピリンによる出血のリスクが低い」「少なくとも余命が推定10年以上」を満たす人とし、服用にあたっては医師の指示と、定期的な診察、検診を受けるよう求めている。(以下省略)

アスピリンは、元々鎮痛剤として開発、使用されている薬剤ですが、服用する量を
低用量に調整すると、鎮痛剤ではなく、血液の凝固を抑制する働きをしてくれます。

肌に傷がつくと、血が滲んできますよね。これは、皮膚表面の毛細血管が損傷し、
そこから血液が流れ出ている状態です。血液がとめどなく流出してしまうと、
問題がありますので、血管の外で血液自らが固まり出血が止まるようになっています。

普通なら、血管が損傷していない状態で、意味もなく血液が固まることはありませんが、
なんらかの異常によって、血管の内部で血液が固まってしまうことがあります。

生活習慣病なんかで、「ドロドロ血」と表現されることがありますが、その状態を放置すると、
血液の塊が形成(いわゆる血栓です)され、脳梗塞や心筋梗塞の原因になってしまいます。
そこで、血がかたまって血栓になるのを予防するために、常時アスピリンを服用するわけです。

【拙・血管年齢測定の信憑性を考えてみる
 

2.なぜアスピリンなのか?

米国予防医学専門委員会は、心疾患だけでなく、大腸がんを予防するために
毎日服用することを推奨していますが、アスピリンに大腸がんを治す効果はありません。

上述しましたとおり、アスピリンを常用すると、血がかたまりにくくなります。
言い換えると、身体に傷がついて出血しても、血が止まりにくい状態なんですね。

その状態で便潜血検査をすると、アスピリンを服用していない人と比較して、陽性反応が
でやすくなり、結果的に大腸がんを早期に発見することが可能になるという仕組みです。

【拙・血液の働きを考えてみる
 

3.アスピリンは歴史のある薬

アスピリン錠剤
 
どんな薬であっても、長期間服用しつづけると、なんらかの副作用に見舞われるものですので、
安易に飲みつづけるのは、止めた方が良いでしょう。

ただ、アスピリンが鎮痛剤として開発されたのは、1897年です。100年以上経ってますね。
血栓の生成を抑える作用が発見されたのは、1967年で、こちらは50年近く前です。

歴史の浅い新薬では、往々にして未確認の副作用が潜んでいたりするものですが、
その点、アスピリンは信頼性の高い薬剤と言えそうです。

【拙・医師が薬を飲まないというのは本当か?
 

4.死因1位は大腸がん

日本におけるがんの死因1位に目を向けると、女性は長らく大腸がんです。
最近になって男性も大腸がんが1位になりました。

アスピリンを常用することによって得られる大腸がん早期発見というメリットと、
出血が止まりにくいというリスクを天秤にかけるのはありかもしれません。
アスピリンは価格の安い薬ですから、常用するにおいて、それもプラス材料でしょう。

なお、低用量のアスピリンですが、ドラッグストアでは販売されていませんので、
実践するなら、病院で医師に相談して処方してもらいましょう。

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2016年5月30日 | カテゴリー:身体のおはなし

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