西宮 ながた整体院のブログ

LED照明に今すぐ取り替えるべき?

蛍光灯の画像
 

1.増えつつあるLED

会社やマンションでは、このところ従来の白熱灯や蛍光灯からLED照明に
切り替えるところが増えてきました。

飲食店なんかでもLED照明にしている店舗を見かけるようになりました。
発熱する部分が白熱灯や蛍光灯とは異なるため、触れると容易に判別できますので、
手の届く位置に設置されていると、こっそり触ってみたりしてます。

ところで、昨年の末くらいから、LED照明業者より営業の電話や、送られてくる
郵便物の数が増えました。どういう内容かと言いますと、「LEDに移行した方が
電気料金が安くなってお得ですよ」という論旨です。
 

2.ある新聞記事によりますと

それで、郵便物には、決まって新聞記事の拡大コピーが同封されているのですが、
ネットで検索してみると、まったく同じ記事が見つかりましたので以下に引用します。

《朝日新聞》  2015年11月26日  『蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換』

政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた。省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)への置き換えを促す狙いだ。

安倍晋三首相が26日に財界幹部を集めて官邸で開く「官民対話」で、省エネ対策の一環として表明する。今月末にパリで始まる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向けて、日本の温室効果ガス削減への取り組みを具体化する狙いもあるとみられる。

政府はLEDと蛍光灯それぞれについて、品目ごとに省エネ性能が最も優れた製品の基準を満たさないと製造や輸入をできなくする「トップランナー制度」で規制してきた。

来夏をめどにつくる省エネ行動計画に、照明についての品目を一つにまとめることを盛り込む。LED並みの省エネを達成するのが困難な白熱灯と蛍光灯は、事実上、製造や輸入ができなくなる見通しだ。来年度にも省エネ法の政令を改める方針。

この記事を読むと、「蛍光灯や白熱灯が廃止されるなら、LED照明に切り替えなくては」
という印象を受けますね。

ところが、「方針を固めた」という表現は、正式に決められたことを意味するわけではありません。
平たく言いますと、発信源が不明の情報をベースにした記事であって、
決して政府が公式に発表した方針ではないわけです。
 

3.蛍光灯や白熱灯は禁止される?

一方で、日本照明工業会は以下のような声明を出しています。

蛍光灯製造に関するマスコミ報道に対するご説明

2020 年に白熱灯(白熱電球)、蛍光灯(蛍光ランプ)製造が禁止されることはありません。最近、新聞、テレビ等で白熱電球や蛍光ランプが2020 年をめどに実質製造禁止となるという報道がなされ、各方面からのお問い合わせが殺到しておりますので、当工業会が経済産業省に確認した内容をご説明致します。

エネルギー消費効率の高い製品の普及促進をめざし、製造事業者等に機器等のエネルギー消費効率の向上努力を求めているトップランナー制度に関して、照明製品を一本化した新たなトップランナー制度の導入検討がこれから開始されますが、これは2020 年に白熱灯(白熱電球)、蛍光灯(蛍光ランプ)の製造を禁止するものではないとのご回答をいただきました。

トップランナー制度につきましては、まだ政府と製造事業者間の議論も始まっておらず、現時点で具体的な内容は一切決まっておりません。今後政府関係省庁とも連携、協議し、お客様にご迷惑のかからないように推進して参りますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。 

 2015 年12 月2 日 一般社団法人日本照明工業会

「引用記事全文をを読むのは面倒だ」という方のために要約しますと、
蛍光灯や白熱灯が禁止されるという報道は事実無根という内容です。

それなら、蛍光灯や白熱灯が禁止されるという記事は何を根拠に書かれたのかといえば、
どうやら、国連環境計画で採択された2020に発効する、「水銀に関する水俣条約」っぽいですね。
ちなみに、条約の内容は以下の通りです。

水銀条約 – 水銀に関する水俣条約について

1 一般照明用の高圧水銀ランプの製造・輸出・輸入を2021年以降禁止
2 メタルハライドランプ・高圧ナトリウムランプは規制対象外
3 紫外線ランプなど一般照明用以外の特殊用途用ランプは規制対象外
4 蛍光ランプは、水銀封入量を規制(5~10mg)

水銀条約に記載された内容をみると、蛍光灯や白熱灯は、日本国内での製造、
および国外からの輸入が禁止されるわけではないことがわかります。
従いまして、日本照明工業会の主張が正しいという事になりますね。
 

4.実際のところどうなのか?

検討中の女性
 
それで、実際にLED照明に切り替え済みの会社やマンションではどうなのか、
該当するクライアントさんたちから情報収集してみました。

まずLEDでも従来の蛍光灯や白熱灯と同じくらい初期不良はある模様。
さらに、国産LED照明ではなく、海外から輸入したLEDに関しては、
初期不良の発生頻度は高めとのこと。

次に、比較的よく知れ渡ってきましたが、LEDに変えると暗く感じるケースがあります。
LED照明は、従来の蛍光灯と違って光面が180度しかありません。
そのため、器具の取り付け方によっては、光面が真下を向かずに暗くなってしまうそうな。

光を発する方向が限定されているにも関らず、取り付け角度にばらつきがあることに驚きました・・・。
なお、月々の電気料金に関しては、謳い文句どおり一定額安くなったとのこと。
 

5.結論と致しまして

新しい製品ということもあって、LED照明にはまだ規格がありません。
一定の規格がないということは、製造業者によって製品の内部構造が異なる可能性が高いです。
つまり、粗悪品が紛れ込んでしまう余地が充分にあるわけです。

その点、従来の蛍光灯や白熱灯は、日本独自のしっかりとした規格があり、
基準をクリアしないことには販売できません。

LEDに取り替えることによって経済的な負担を軽減させるには、
LED照明の耐用年数が、謳い文句通り長持ちしてくれることが前提になります。

照明としての個々の価格は割高ですから、予定よりも早く寿命が来てしまった場合、
経済的にお得になるには、何年必要になることやら・・・。

結論と致しまして、慌てて取り替える必要性はないでしょう。
ひとまず数年は様子をみつつ、品質が安定してからがよろしいかと思われます。

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2016年3月17日 | カテゴリー:その他

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