西宮 ながた整体院のブログ

○○を食べれば健康になる、は本当か?

研究する女性
 

1.学術論文の信憑性

テレビや雑誌等で、「○○は健康に良い」とか、「○○にダイエット効果がある」
と放送されようものなら、健康志向の高い人は、その商品や食材を購入してしまい、
結果として、スーパーでは、当該商品が売り切れ続出という現象がしばしばみられます。

それで、健康に良い、ダイエット効果があると報道される根拠になっているのが、
医学系の研究報告、学術論文だったりします。

ところが、その根拠になっている学術論文の現状は以下の通りらしいです。

《毎日新聞》  2016年1月12日  『「再現性」の記述「ほぼすべてに欠陥」』

世界で発表された過去15年間の生物医学系の学術論文を抽出して調べたところ、同じ方法で実験すれば同じ結果が得られる「再現性」を確認するための手法が十分に書かれていないなど、ほぼすべてに欠陥があったとする分析結果を、米スタンフォード大などの研究チームがオンライン科学誌プロス・バイオロジーに発表した。 資金の提供元などに関する情報がない論文も多く、論文のデータ改ざんや捏造(ねつぞう)の背景になっているとの指摘もある。

研究チームは、2000~14年に発表された生物医学系論文から441本を無作為に抽出。そのうち実験データを伴う268本を精査したところ、再現実験に必要な全ての手順や条件を公表している論文は1本だけだった。 (以下省略)

【拙・ヨーグルトの乳酸菌が健康に良いというのは本当?
 

2.相反する理論が氾濫する理由

研究結果は、再現性があるか否かで、信憑性が大きく変ります。とはいえ、
研究ノウハウは技術資産ですから、懇切丁寧に公表したくない事情は理解できます。
おいそれと、ライバル企業(世間一般)に全ての技術を公開できません。

コーヒーは健康に良いとか悪いとか、あるいは、ブルーベリーは眼に
良いとか効果がないとか、相反する理論が氾濫していますが、
企業や研究機関の利害関係と密接に関係していそうですね。

研究報告の中には、「なんて意味のなさそうな実験をやっているのだろう・・・」と、
思える研究があったりしますが、商品を宣伝したいがための研究もあるのでしょう。

世間を騒がせたSTAP細胞の研究報告は、インパクトが大き過ぎるがゆえに、
世界中の研究者から注目を集めて、検証された結果がデタラメが発覚しました。

ところが、マイナーなジャンルであればあるほど、あまり誰も検証しようとしませんので、
理論が間違っていても気付かれない、あるいは、発覚するまでに何年もかかってしまうのでしょう。

【拙・ブルーベリーは本当に目に良いか?
 

3.何を信じれば良いのか?

それなら、「いったい何を信じれば良いのか?」という話になりますが、
コーヒー好きな人が、「コーヒーは健康に良い」という研究結果をみれば、
そのまま気分良く、コーヒーを飲み続ければ良いです。問題なし。

それで、「コーヒーは健康に悪い」という研究結果を目にした場合は、
信憑性を自分で調べてみてから、改めて考えるというスタンスで良さそう。

コーヒー嫌いな人が、「健康に良いらしいから頑張って飲む」という場合、
実は理論がデタラメでした、ということが発覚すると悲し過ぎますので、
嫌いなら無理をしてまで飲まなくて良いのでは、と思う次第です。

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2016年1月24日 | カテゴリー:サイエンス

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