いろんな症状を考えてみる|整体のブログ

牛丼を毎日食べ続けても健康を保てるか?

牛丼の画像
 

1.安くて早い

牛丼屋さんは、価格が安い上に商品を注文してから、実際に提供されるまでの
時間が圧倒的に短く、待ち時間がまったく苦になりません。
急いで食事を済ませる必要がある時なんかだと、特にありがたみを感じます。

僕も月に数回は、ありがたく利用させて戴いてます。牛丼屋さんに入ってから、
食べ終わって店をでるまでの時間は、長く見積もっても15分程度でしょう。

弁当屋さんや、パン屋さんで商品を購入し、持ち帰って食べる時間までを含めると、
それほど変らないです。これは、素晴らしいとしか言いようがありません。
「所要時間」を重視した場合、対抗できるのは回転寿司くらいではなかろうか。

※ 牛丼屋さんが混雑していると、もう少し時間が掛かります

未だに女性だと、なんとなく一人では入りずらい雰囲気がありますが、
男性なら、牛丼屋さんを重宝している方は少なくないでしょう。





 

2.吉野家さんの実験

牛丼屋さんを利用する際に気になるのは、ラーメンやハンバーガーと同じく、
「食べ過ぎると健康に悪いのでは・・・」ということですよね。

それで、牛丼で有名な吉野家さんが、このたび実験を行ったそうな。

《withnews 》  2015年12月9日  『吉野家牛丼を3カ月間連続で食べたら体はどうなる? 研究結果が出た!』

(前略)毎日必ず吉野家の「冷凍牛丼の具」を食べてもらいました。さらに被験者は毎日の食事内容や回数、飲酒量、睡眠時間などを日誌に記入。実験の開始前後で体重や血圧、BMI値や体脂肪率などがどのように変化したのか、検査を受けました。(中略)

 さて、気になる結果はどうだったのか。吉野家HDはこう記しています。「生活習慣病の原因となるメタボリックシンドロームにつながる、体重や体脂肪率、血圧、中性脂肪、コレステロール類、血糖値などの有意な変動を引き起こしませんでした」つまり、牛丼を3カ月連続で食べ続けても、体重や体脂肪率が変化したり、血液データに影響を与えたりしたという事実は、調査では「なかった」という結論です。(以下省略)

ほうほう。3ヶ月の間、毎日牛丼を食べ続けても、体重はもちろん、
脂肪や血糖値にも変化が見られなかった、という調査結果らしいです。

本当なら朗報ですが、個人的な印象では、かなり意外な実験結果です(失礼!)。
血液データの数値が変らないとは・・・不思議です。というわけで、
信用に値する実験だったのかどうか、調査結果を検証してみました。

【拙・コンビニ野菜に栄養がないというのは本当か?
 

3.食べていたのは牛丼の具

引用記事によりますと・・・なんぞこれ?ぜんぜん牛丼食べてませんやん・・・。
3カ月間牛丼ではなくて、牛丼の具材を食べていたわけですね。

なんだか出足から想像していた実験とは違っていましたが、
標準的なサイズの牛丼(並盛)と同等の量を食べていたなら、ひとまずセーフということで。

ですが、どれだけの牛丼の具を食べていたかまでは記されていませんね。
普通の牛丼と同じ量、もしくはそれ以上でなければ、わざわざ実験し、調査結果を
公表する意味もないでしょうから、ここは並盛と同等以上の牛丼の具を食べていたと信じることにします。

【拙・食品添加物に含まれるph調整剤の危険性
 

4.牛丼を食べても太らない?

考える
 
さて、牛肉を食べる際に、まず気になるのが脂質の摂りすぎでしょうか。
過剰に摂取してしまうと、体重の増加や、コレステロール値が上昇し、
血管系の疾患を招いてしまうことになりますので、やっぱり気になりますね。

健康を維持するために必要な、1日の脂質摂取量は、年齢や性別、その他に、
生活スタイルにも大きく左右されますが、毎日2,000kcal程度を消費する人であれば、
55g前後になります(55gを超えるとダメということではなく、あくまでも理想的な摂取量)。

吉野家さんのサイトで紹介されている、標準的な牛丼に含まれる脂質は23.4gです。
適量と言えそうですね。3食のうちいずれかで牛丼の具材を食べるとして、
他の2食で過不足なく充分調整できる脂質の量です。

従いまして、毎日牛丼を食べても急激に太ることはない、というのは本当でしょう。

なお、牛丼に限ったことではありませんが、丼にすると、どうしてもご飯の量が多くなりがちです。
それで、お米には、かなりの糖分が含まれています。つまり、「牛丼の具+ご飯」の組み合わせと、
「牛丼」では、糖質摂取量やエネルギー摂取量が違ってきますので、その点は注意が必要です。

【拙・コレステロールの食事制限は無意味だった?
 

5.塩分の摂りすぎは大丈夫?

次に気になるのが塩分です。基本的に日本人の食生活は、塩分を摂りすぎる
傾向にあると言われていますから、ある意味では脂質よりも注意が必要だと言えます。

実際に牛丼を食べたことがある方なら分かると思いますが、牛丼の具材だけだと、
かなり塩辛くて、ご飯がないとちょっと厳しいレベルですから。

とはいえ、もともと丼の具材として、ご飯に掛け合わせることにより、
ちょうど良い味付けに調整されていることを考えれば、「牛皿(牛丼の具材)辛すぎなんだよ!!」
というのは、難癖以外の何物でもありません。ここは自重しよう。

それで、1日の塩分摂取量ですが、厚生労働省が推奨している食塩摂取量は、
男性で、8.0g未満、女性なら7.0g未満とされています。

厚生労働省推奨食塩摂取量の目標量

※ 塩分も脂質と同様に、年齢や生活スタイルに左右されますので、あくまでも目安です

吉野家さんによりますと、標準的な牛丼に含まれる食塩相当量は、2.7gとあります。
これまた、他の2食との兼ね合いでなんとでもなる塩分量、つまり適量ですね。

ということは、牛丼を毎日食べても、他の2食で1日のトータルとしてのバランスを
しっかり取れば、著しく健康を損なう可能性はかなり低いと言えそうです。

【拙・コーヒーを飲んでも水分補給にならないのか?
 

6.ナトリウム量≠食塩相当量

ところで、吉野家さんのHPを拝見していると気になる点がありました。
引用させて戴いた牛丼(並盛)データですが、食塩相当量 2.7g以外にも、
ナトリウム 1.1g と記載されています。

基本的に食品のパッケージ等は、塩分ではなく、ナトリウムで記載されていますが、
実はナトリウム量=塩分量ではありません。

ナトリウムとは、食塩に含まれている成分のことを指します。従いまして、
ナトリウム表記を、食塩に置き換える場合は、2.54をかける必要があります。

つまり、ナトリウム(g)×2.54=食塩相当量(g)、ということですね。

吉野家さんの提供データに話を戻し、記載されているナトリウム量 1.1g に2.54をかけると、
2.794になりますが、ナトリウム量のすぐ隣に、食塩相当量 2.7gと記載されています。

ナトリウム量から食塩相当量に置き換えた数値も近いので、おそらくは、
ナトリウム表記だと分かりにくいので、食塩相当量も併記してあると考えるのが妥当でしょう。
吉野家さんのサイトは、なかなかに親切設計だと言えます。個人的には好感度が上がりました。

【拙・水は毎日2リットル飲んだ方が身体に良いのか?
 

7.あくまでも 3食のうちの1食

%e8%80%83%e3%81%88%e3%82%8b%e7%94%b7%e6%80%a7
 
当然ながら、毎日牛丼だけを食べていたわけではありません。3食のうちの1食です。
上記でも述べていますが、今回の実験は、「牛丼」を 3カ月食べ続けたわけではなく、
あくまでも、「牛丼の具」だということを把握しておきましょう。

海外で長期間過ごすと、無性に日本食が恋しくなる傾向がありますが、
帰国したらすぐに食べたいものとして、吉野家の牛丼をあげる人が少なくないです。
いや、僕の周りだけかもしれませんけれども・・・。

ぶっちゃけ、牛丼は自己主張が強く、良くも悪くも舌に残りやすい味付けなんです。
言い換えると、牛丼の具材のみとはいえ、3カ月も食べつづけたのは凄いです。
僕なら、3日もすれば、リタイヤします(断言)。

【拙・美味しいものほど健康に悪いというのは本当か?
 

8.本当に牛丼は健康に良いか?

「牛丼は健康に良いのか?」と問われれば、応えは否でしょう。
含まれる野菜は玉ねぎくらいですから、どう考えても栄養バランスが良いとは言い難いです。

従いまして、1日におけるトータルとしての食事バランスを考えたうえ、
他の2食で身体に必要な栄養をしっかり摂取する必要があります。

つまり、「牛丼は健康に良い」のではなく、「牛丼は、それほど健康に悪くない」
というのが正確な表現ですね。「なんだ・・・」とがっかりされた方もいらっしゃるかと思いますが、
そうは言っても、毎日食べ続けても健康を保てるというのは、けっこう凄いことですよ。

牛丼屋さんのライバルになりそうなファストフード店としては、ハンバーガー屋さん、
ラーメン屋さんあたりになるかと思いますが、ハンバーガーやラーメンを毎日食べても、
牛丼と同じ様に健康を維持できるかどうかは大いに疑問が残りますよね。

関連記事
【拙・日本人はアメリカ人より野菜不足というのは本当か?
【拙・若い頃ほど良質で美味しいものを食べた方が良い理由
【拙・通勤電車でお腹が痛くなるのは何故なのか?
【拙・コーヒーフレッシュは本当に危険なのか?




最終更新日 2016年12月6日


2015年12月12日 | カテゴリー:栄養と健康

あわせて読みたい記事

お問い合わせ

自律神経失調症・パニック障害・不眠症

西宮・芦屋 ながた整体院

0798-32-0446

営業時間

10:30~13:00
15:00~21:00

※木・土曜日は19:00まで

電話受付

20:00まで
※木・土曜日は18:00まで

休診日

日曜日・祝日

»当院へのアクセス

»メールでのお問い合わせ

PAGE TOP

お問い合わせ