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向精神薬と麻薬はどこが違うのか?

マジシャンの画像
 

1.向精神薬が転売される

《毎日新聞》  2015年11月12日  『<向精神薬密売>購入客の少なくとも男女5人薬物中毒で死亡』

インターネットを通じた向精神薬の密売事件で、兵庫県警は12日、奈良市法華寺町、薬剤師、河原康平容疑者(40)を麻薬取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで逮捕した。

県警は、河原容疑者が薬剤師の立場を悪用し、向精神薬を横流ししていたとみて追及する。また、県警への取材で、河原容疑者から横流しを受けたとされる密売人の女から向精神薬を購入した客のうち少なくとも男女5人が薬物中毒で死亡していたことが判明。うち4人は自殺とみられ、乱用の危険性が明らかになった。

 逮捕容疑は、今年1月、東京都世田谷区のマンション経営、小岩井由香被告(55)=麻薬特例法違反罪などで起訴=に、向精神薬80錠を計4000円で売り渡したとしている。小岩井被告はネットを通じて向精神薬を全国の約120人に転売し、計約2200万円の利益を得ていたとされ、河原容疑者が主な仕入れ元だったという。

なんとも痛ましく、後味の悪い事件です。

向精神薬は、化学的に麻薬や覚醒剤と似通った構造のものが多く、
どちらも中枢神経に作用して精神機能に影響を与える薬物ですから、
必然的に服用することによる効果、および副作用も類似したものになります。

がん治療の鎮痛剤として使用されるモルヒネは、戦後の間もない頃に、
麻薬として利用されていたことは有名ですね。

【拙・睡眠薬の多量摂取は何故起こる?
【拙・パニック発作時に薬が効き始めるまでの所要時間
 

2.向精神薬と麻薬はどこが違う?

向精神薬と麻薬・覚醒剤が類似した化学物質であるなら、
両者の主な違いは、目的や使用方法ということになります。

ところが、引用記事にある事件の場合、用途が酩酊感や幸福感を得るためと考えられます。
つまり、麻薬や覚醒剤のそれとなんら変らないことになりますね。

厳重に管理する立場にある、医療従事者が引き起こしたことを考えると、
かなり悪質な事件だと言えそうです。

ちなみに、向精神薬は、世界基準だと、「麻薬・覚醒剤と同じ」扱いであるため、
日本ほど簡単に処方されることはありません。

一方の日本はと言いますと、今回の事件はたまたま医療従事者によるものですが、
実際のところ、向精神薬は誰でも簡単に手に入れることができます。





 

3.安易に手に入る向精神薬

純粋に治療薬として向精神薬を服用する場合でも、向精神薬の種類によって、
合う合わないという個人差がでてきます。合わない薬だと、副作用ばっかりで、
症状はちっとも軽減しないということだってありえます。

初めて訪れる心療内科で、「以前に通院していた病院では○○を処方されていた」
「○○は、副作用ばかりで、まったく効果がなかった」とでも伝えれば、
高確率で利用者が希望する向精神薬を入手することが可能です。

精神科医だって、患者さんにあった向精神薬を処方して、少しでも症状を
軽くしてあげたいでしょうから、そうなってしまうのも仕方がない気もしますが、
あまりにも安易に向精神薬が手に入る現状は問題がありますね。

向精神薬の国際比較

(出典 ベンゾジアゼピン処方の国際比較

向精神薬の流通量を比較すると、日本は他国の追随を許さず圧倒的に多いです。
なぜそうなっているのか、改めて考え直す時期だと言えるでしょう。

向精神薬に限らず、薬物は使用方法を間違えると体調が改善するどころか、
逆効果となって、心身ともに蝕んでしまう事があることを把握しておかなくてはいけません。

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最終更新日 2016年7月13日


2015年11月18日 | カテゴリー:自律神経の乱れ

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