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歳をとるほど時間の経過を早く感じるのは何故なのか?

放置されたサッカーボール
 
10月に入り、すっかり秋らしい気候になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
このあいだ新年を迎えたばかりなのに、気がつくと、2015年も残すところ3ヶ月ありません。
「光陰矢のごとし」とはよく言ったもので、時の経つのは本当に早いものですね。

だが待って欲しい。小学生くらいの頃を思い出してみると、学年が上がるまでの、
1年間はものすごく長く感じたのではないでしょうか?

ところが、歳を重なるにつれて時の経過が短く感じるようになるのはご存知の通りです。
いったい何故なのか、大人と子供の差はどこにあるのか考えてみました。





 

1. 経験が大きくものをいう

何歳であろうが時間は絶対的なものですから、本来なら等しいはずの1年という期間も、
体感時間では年齢によって差がでてくるもので、その原因は、ものごとに対する集中力、
あるいは注視力に違いがあります。

「いやいや、毎日しっかり集中して仕事してます」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、
実際のところ日常での緊張感は、子供と比較すると遠く及びません。

幼少の頃は、何事に対しても経験がない、もしくは経験が浅いため、わざわざ集中しようと
心がけなくとも、周囲の状況を把握するために生物の本能として緊張しているものです。

一方で、大人になるとそれまでの人生における経験が活かされ、集中力が必要な場面と、
そうではない場面を区別して対応できるようになります。

【拙・歳をとるとキレやすくなるというのは本当か?
 

2. 人は予想して行動するもの

驚いている子供
 
例えば、今までに行った事のない観光地に家族で旅行に出かけたとします。
どこでも構わないのですが、便宜上ここでは富士山という設定にしておきます。

子供は旅行中はもちろん、前日、もしかしたら数日前から期待で胸が一杯でしょう。
この時、自律神経は交感神経が優位になっています。

一方の大人も、初めていく場所ですから、もちろん初体験ということになり、
やっぱり交感神経が優位になって、集中しやすい状態になります。

ところが、大人の場合はたとえ旅先が訪れたことのない場所であっても、旅行自体は
何度も経験しているでしょうし、富士山とは違う山になら何度も訪れている可能性が高いですよね。
さらには、インターネットや雑誌等から、断片的とはいえ富士山の情報が蓄積されています。

だからこそ、「山の天気は変りやすいから雨具は持っていこう」とか、
「この時間帯は混雑しそうなので少し時間をずらそう」といった発想ができるわけです。

つまり、大人の場合は初めて訪れる場所であっても、類似性のある経験から、
ある程度の状況を予想して行動することが可能なんですね。

【拙・赤ちゃんが夜泣きをしても夫が起きないのは何故なのか?
 

3. 予想できないと不安を感じる

山であろうが、海であろうが、初めて目にすると印象も強烈で記憶に刻み込まれます。
そして、経験を重ねるうちに次第に慣れていき、感動も小さくなっていくものです。

ドキドキできなかったり、感動できなくなったりと、なんとなく残念な気がしますが、
ヒトに限らず、生物とはそういうものです。何度経験してもまったく慣れず、
毎日はじめての時と同じくらい緊張していたのでは生活できませんよね。

人は予想不可能な状況に置かれると不安からストレスを感じます。
逆にこの先に何が起こるのか、あるいは、起こりそうなのか予想可能であれば、
そのぶん緊張が緩和され安心を得ることができます。

【拙・嫌な予感を信用しても良い理由
 

4. 歳をとってからの一年が短く感じる理由

郷愁を誘う男性
 
そして経験が積み重なると、より正確に予想、予測することが可能になります。
通勤や通学で、毎日の駅へ向かう行動ともなれば、それこそ違うことを考えていても、
何事もなく駅に到着します。

あえて集中する必要性がない状況であれば、無意識下で行動できるわけです。
常に緊張しているとすぐに疲れてしまいますので、良い意味での省エネと言えますね。

無意識下での行動は、脳が酷使されるのを回避しているわけですが、
反面、集中力や緊張感を要求されない分だけ記憶には残りにくくなります。

そういうわけで、歳を重ねると経験が蓄積され無意識下で活動できる機会が増えます。
そしてそれは、体感時間としての1年が短くなることを意味しています。

その象徴として大晦日が近づくと、「今年も、もう終わりか」という印象になるわけです。

【拙・累積疲労がもたらす身体の不調
 

5. 環境が変れば刺激も増える

逆に言えば、思い切ってこれまでとまったく違う環境に身を投じた場合は、
初めての経験する機会が増えて毎日を緊張した状態で過ごすことになります。

新入社員や引っ越して環境が変った等がこれに当てはまりますので、
不慣れな環境で過ごす1年は結果的に長く感じることになります。
新人の頃や引っ越して間もない頃の印象、記憶はいつまでも心に残るものですよね。

察しの良い方はお気づきになられたかと思いますが、それはつまり疲労しやすい、
しんどい時期という言い方もできるわけです。

従いまして、もし貴方が、「今年も1年早かったな」と感じるのであれば、
良くも悪くも例年通り、平穏無事に過ごせたことを意味するのでありました。

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最終更新日 2017年5月20日


2015年10月12日 | カテゴリー:脳のおはなし

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