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スマホやパソコンを利用すると認知症になりやすいのか?

パソコンをする猫
 

1. スマホやパソコンは脳を低下させるか?

《Mocosuku Woman》  2015年8月9日  『若者に増える「デジタル認知症」の危険性』

(前略)デジタル認知症とは、「デジタル機器を長時間使用することによって発症する、認知症に似た症状」のことで、進行すると本当に認知症になってしまうリスクが指摘されています。

パソコンやスマートフォンが発達した今、何か分からないことがあってもネットで検索すればすむため、自ら本を読んで調べたり、記憶したりする必要もなくなったことが原因とされます。

同時に、ネット上で脳の処理能力を超えるほどの膨大な情報を目にすることで、記憶や思考を放棄した結果、その機能が低下することや、他者とのコミュニケーションが減ることも影響していると考えられます。(以下省略)

 
スマホや携帯の普及によって、電話番号を記憶しなくなったのは事実でしょうし、
パソコンの普及により、「漢字は読むことはできるけど書けなくなった文字が増えたな」
と、実感している人も少なくないと思います。

確かに、近代社会では電話番号を覚える必要性がなくなり、漢字を書く必要性が低下しました。

ヒトに限らず生物は、脳にせよ身体にせよ、使わないものは劣化していくものです。
骨盤ベルトの使用や、着圧ソックスの使用も同じことが言えますよね。

この点だけに注目すれば、脳の機能が低下した、あるいは、ヒトは退化したように
錯覚してしまいがちですが、実際のところそんなことはありません。

【拙・認知症と物忘れの違いを考えてみた





 

2. 環境に適応した進化

その反面で、事務処理の速度が上昇したり、タイピングのスキルは上達します。

生活スタイルにおける優先度に合わせて、劣化した部分と、洗練された部分があるわけです。
つまり、生活環境に適応しているわけですから進化とも呼べるわけです。

イヌの一部の犬種はオオカミから進化したと言われていますが、より大きく、
強くなることを進化とは言いません。環境に適応して生き残ることが大切なんですね。

あらゆる漢字をしっかり書けるけど、タイピングはどうにも苦手だという人と、
漢字を書くのは心もとないけど、タイピング能力なら自信あります、という人を比較した場合、
近代社会において職を得やすいのは後者であることに異論はないでしょう。

【拙・枝に擬態した虫は進化論に反するか?
 

3. ソクラテスの逆説

有名な哲学者であるソクラテスは、会話を重視して、文字を使うことには否定的で、
「文字を書く技の発明は、それを習得する者たちの頭脳に亡失を生じさせよう」と述べています。

文字を書き記すことに傾倒してしまうと、記憶したり考えたりすることが疎かになってしまい、
頭が悪くなるよ、と言ってるわけですね。

ところが、ソクラテスの哲学思想を後世に伝えることができたのは、
弟子のプラトンが、師の教えに背きつつ、文字として記録に残したからです。
それが今では人類の遺産になっているわけなんですね。

【拙・裸足で過ごすと頭が良くなる?
 

4. 認知症とは無関係

タイピングするネコ
 
そもそも、辞書や書籍ではなく、ネットを利用して調べた場合は、
「記憶に残らない、思考しない」という論理は正しくないでしょう。

目的があって検索するわけですから、情報の真偽や正確性を判断したりと、
しっかり熟考することが求められますし、もちろん知識としても蓄積されていきます。

なんとなく、適当にネットサーフィンをしているだけなら、この限りではありませんが、
それならテレビを見ているときでも同じことが言えます。

従いまして、スマホやパソコンを利用すると、求められる能力が変るだけであって、
決して脳の機能全般が低下するわけではありません。認知症とは無関係です。

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最終更新日 2017年1月31日


2015年8月14日 | カテゴリー:脳のおはなし

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