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扇風機は体に悪いのか?


扇風機のイラスト
 

「冷房をつけたまま寝ると翌日しんどくなるから、できれば使いたくない」
という考えから、扇風機を愛用している方は意外と多いですよね。

扇風機と冷房を比較した場合、「どちらが身体に優しく健康的に暑さを凌げるのか?」
と言いますと、どちらが優れているとは一概には言えず、使用方法によります。

今回は知っておきたい扇風機の特性と、寝る時におススメの使い方を書いてみました。




1. 眠っているあいだ体温は低下する

扇風機を使用することにより、体調を崩してしまうであろう要因をあげるなら、
風を受け続けることによって、体温が低くなりすぎてしまうことでしょう。

世の中のお母さま方は、赤ちゃんや幼い子供の手が温かくなってくると、
「そろそろ眠いみたい」、「そろそろ寝そう」という判断をしますよね。

実は、手の体温の変動を眠るサインの指標にすることは、生理学的に考えても理に適っています。
普段は気にしていないだけで、大人でも眠くなると手の体温が上昇するのです。

そういう事情もあって、「睡眠中は体温が高くなる」と誤解されている方も多いですが、
実際のところ就寝中は、日中の活動時と比較して体温は低くなります。

休息時にエネルギーは、それほど必要ありませんから体温を下げる、
合理的ですよね。冬眠中の動物と同じ理屈です。

つまり、眠るためには、体温を下げる必要があり、身体から熱を放出した結果として、
手が温かくなっているわけです。

【拙・パジャマを着ると睡眠の質はあがる?
 

2. 風を直接あてない方が良い理由

扇風機とスイカ
 
睡眠中の体温が低下している時に、扇風機の風を受けつづけると皮下熱が奪われ、
体温はさらに低下してしまうことになります。

起きている時であれば、身体が冷えてくると扇風機を止めることができますが、
眠っている時ならそうはいきません。

扇風機をつけて寝る際には、「直接風があたらないようにしましょう」というお話しを
聞いたことがあると思います。間接的に風を受ける状態にしておけば、
体温の低下を和らげることができるためです。

逆に言えば、てっとり早く体温を下げて、とにかく涼しくなりたい場合は、
扇風機の風を直接受けた方が効率的と言えます。

ちなみにですが、ハッカ油を少しだけ使用すると、健康を損ねることなく、
簡単に爽快感を得られるのでおススメです。

【拙・賢くハッカ油を使って涼しくなろう
 

3. 冷えすぎると朝がつらい

眠っているあいだ体温は低めに保たれていますが、自律神経の働きにより、
起床時間に合わせてホルモンが分泌され徐々に体温が上昇していきます。

これは、目が覚めたときに、活動しやすい状態にしておくためです。

ところが、扇風機の風を受けつづけていると、体温が低くなりすぎてしまい、
活動可能な体温に戻りきらないことがあります。

そうしますと、「扇風機をつけたまま寝ると朝がダルい・・・」という事態を招いてしまうわけですね。

【拙・目覚ましが鳴る前に目が覚めるのは不健康だから?





 

4. 扇風機をつけて寝ると死亡する?

ところで、「扇風機をつけたまま寝ると死んでしまうことがある」
という噂は誰もが、一度くらい耳にしたことがあると思います。

そういう噂を聞くと、「扇風機をつけたままで眠るのは、やっぱり危険なのでは?」
と考えてしまいますよね。ところが、実際には、うっかり扇風機をつけたまま
寝てしまったとしても、死に至ることはまずありえません。

扇風機を使用するにあたって、一番気をつけたいのは上記で述べた通り、
体温が低くなり過ぎてしまうことです。

体温が35~34度以下になると、体温調節機能が怪しくなりはじめ、
適正な体温に戻すために、ふるえが生じます。

さらに、33~30度になると、ふるえが消失し、意識を保てなくなります。
そして、30度以下になってしまうと、体温調節機能が失われ死に至ります。

扇風機の風だけで、30度まで体温が低下する可能性はありません。

脳梗塞や脳血栓など血管系の病気を患っている等、健康に不安のある方なら
話しは違ってきますが、普通は扇風機の風で死亡することはないでしょう。

従いまして、「扇風機で死亡」という話しは、都市伝説に近いです。

とはいえ、身体が必要以上に冷やされると、風邪をひいてしまう確率が
高くなったり、手足のむくみの原因になったりと、ろくなことがありません。
特に平熱が35度台の人は、注意が必要だと言えそうです。

【拙・夏になると足がだるくなるのは何故なのか?
 

5. 寝る時の扇風機の使い方


 
それなら、健康に配慮した場合、扇風機はどう使用するべきなのかと言いますと、
基本は身体に直接風をあてないで室内の空気を循環させるようにすると良いです。

とはいえ、「室内全体が暑い場合は意味がないでしょ?」と指摘されると、
これはその通りですね。熱い空気をいくら循環させても涼しくなりません。

外を歩いているときに、エアコンの室外機からの熱風を受けると最悪ですよね。
体温に近い温度、もしくはそれ以上の温度であれば、無風の方が楽に過ごせます。

従いまして、室内の温度が高いのであれば、室外から空気を入れるしかありません。
具体的には、窓や廊下など寝室よりも、涼しい場所を背にして扇風機を置きます。

扇風機の風は、羽の後ろの空気を前方に送り出す仕組みになっていますので、
窓や廊下から、屋外の冷たい空気を室内に取り入れることができます。

さらに、寝室から他の空間に向けて、もう一台扇風機を設置できれば理想的です。
2台使うことによって寝室の空気を停滞させることなく、空気を効率的に循環させることが可能になります。

「いやいや窓の外も、廊下も暑いんですけど?」という場合、これはもうお手上げです。
残念なことに扇風機でやり過ごせるレベルではありません。他の方法を考えましょう。

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最終更新日 2017年7月11日


2015年7月11日 | カテゴリー:環境と健康

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