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パニック障害を患う人の気分が悪くなるのはどんな時か?

気分が悪くなった女性の画像
 

1. クライアントさんの不安

今年の3月中旬から、パニック症を克服するためにお越しくださっているクライアントさんのお話し。

このクライアントさんの一番のお悩みは、電車に乗れないことだったのですが、
今は一人で乗車する際に多少不安はあるものの、大事には至らないくらいにまで回復しました。
誰かと一緒だと電車もまったく問題なし。完全復活まであと少しです。

それで、このクライアントさんは近々免許の更新時期だそうで、「大丈夫かな・・・」
と不安げでした。免許更新時の講習は基本的に途中で退室できません。

免許更新の講習は、免許切り替え対象者を目一杯入れて満席にしてしまいますので、
自ずと室内の空気も淀んでしまいますから、不安を覚えるのも無理からぬお話です。

パニック症を患う人にとって、自由に出入りできない閉じられた空間は天敵です。

ですが、これまでの経緯と身体のバランスを考えると、30分程度なら乗り切れるだろうと判断し、
「特別に体調が悪い日でなければ問題ないですよ」とお答しました。

【拙・パニック障害に女性が多いのは何故なのか?
 

2. 免許更新中の出来事

免許講習画像
 
その後、免許の更新をうまく乗り切れたのかどうか気になっていたのですが、
先日うかない表情でご来院くださいました・・・。

状況を尋ねてみたところ、心臓がばくばくと動悸があったそうなのですが、
対処法をあれこれと駆使してなんとか乗り切れたそうな。

「講習でどういう映像が流されていたのか殆ど覚えてません」とのことですが、
ビデオ鑑賞から講義に変ってからは、話を聞けるくらいまで落ち着いてきたそうな。

なお、今回の講義では自転車にまつわるお話しが非常に多かった模様です。
例の道路交通法改正に伴い、行政が本気で自転車の取り締まりに乗り出したということでしょう。
兵庫県にお住まいの方はくれぐれもご注意ください。

【拙・自転車と歩行者がぶつかるとこんなに大変
 

3. なんとなく嫌な予感はあった

かなり疲労してしまったものの、免許の切り替えを無事に済ませることができ、
その後は、母上様と合流し、街にでかけたのだとか。

僕なら迷わず帰宅するところですが、女性の場合はウィンドウショッピングや会話が
ストレス発散になったりもしますので、一概に否定はできませんね。

しかしながら、残念な事に歩いている途中で、徐々に気分が悪くなり、
休憩を兼ねてよく行くお店で食事をすることになったそうな。

お店に入る前からなんとなく嫌な予感があり、できれば帰宅したかったらしいのですが、
体調が回復することを期待して、食事を摂ることに決定。

久しぶりに母上様と会っておきながら、さっさと帰ってしまう事に気が引けたのかもしれませんね。

ですが、やはり無理があったようで、お店に入る前の待ち時間と、お料理を注文してからの
待ち時間の間に、何も食べられないくらいにまで気分が悪くなってしまった模様です。

【拙・パニック障害が再発する要因
 

4. その後の経緯

もう選択肢が残されていませんので、やむなく帰宅することに。

帰宅する際に、電車に乗れるか不安だったそうなのですが、どういうわけだか、
電車に乗るとかなり落ち着いて、なんとか家に辿り着けました、とのこと。

その後、思いがけない場所で、気分が悪くなってしまったことに精神的ダメージを負って
「もとに戻ったの・・・?」と落ち込んだものの、短い区間であえて電車に乗ってみたら、
「普通にやり過ごせました」とのこと。

その日の出来事は、確かに残念な結果で、落ち込んでしまう気持ちもよく理解できます。

とりあえず身体の状態を拝見したところ、ストレス度合いも思ったほど高くはなく、
パニック症を改善するにあたって、後退してしまったわけでもなさそうでした。

電車に対する苦手意識を克服できつつあることが確認できたことは、不幸中の幸いでした。

【拙・パニック障害の予期不安を解消する方法
 

5. なぜ気分が悪くなったのか?

症状を記録したノート
 
実はこのクライアントさんが初めてご来院くださった際に、体調が悪くなった経緯を
まとめたものをご持参くださったのですが、参考資料として頂戴しておきました。

その資料によりますと、【○月○日、某駅界隈で気分が悪くなる】と記されてましたので、
今回のお店とは無関係なのか尋ねてみました。

「そういえば本格的なパニック症になる少し前に、その店で気分が悪くなったことがあります」
とのことでした。それなら今回の出来事は、不可解な現象ではなく妥当な結果だといえます。

自律神経のバランスが安定していれば、基本的にパニック発作は起こりません。

免許更新の講習で心身ともに疲労し、交感神経が過敏になっているところに、
嫌な記憶がある店に入ってしまい、しんどくなった際の記憶が想起されて、
気分が悪くなってしまった、ということですね。

【拙・パニック障害を克服するために
 

6. 疲れている時に無理は禁物

パニック症の克服が進むにつれて、嫌な記憶、苦手な環境は忘れていくものですが、
完全に記憶を消失したわけではなく、無意識下にはしっかりと記憶されています。

自分では思い出せなくても身体は負の記憶を覚えていて、自律神経のバランスが乱れている時、
つまり、疲労している時や、睡眠不足の時は負の記憶が想起されやすいです。

従いまして、自律神経のバランスが崩れている際には無理は禁物です。
気分が悪くなるだけでなく、最悪の場合はパニック発作を誘発してしまいます。

そうなると、苦手意識が増えるだけでなく、「やっぱり治らないんだ・・・」
と心まで折れてしまうことになりかねませんので注意が必要です。

それから、「嫌な予感」は信用できます。心の声には素直に従いましょう。
「新たにパニック発作を起こさない事」はとても大切ですよ。

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最終更新日 2016年7月19日


2015年6月20日 | カテゴリー:パニック障害の症状

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