朝のシャワーはコーヒーよりも目覚め効果が高い
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1. 起床時の憂鬱
仕事なり、学校がある平日は、仕事の始まり、あるいは授業の始まる時間から逆算して、
それに間に合うように起床しなくてはなりません。
専業主婦も同様で、旦那さんや子供が起きる時間に合わせて起床する必要があります。
休日でも、家族の誰か一人にでも予定があれば、それに伴いお母さんも起きる必要が
でてきますので、時間を気にせず眠るという意味で、実はもっとも過酷な立場といえそうです。
忙しい人が多い昨今では、充分な睡眠時間を確保できる人の方が少ないでしょうから、
自ずと慢性的な寝不足になってしまい、結果として朝目が覚めてからも、しばらくの間は、
ぼーっとしてしまい頭が冴えてくるまでに時間がかかる人が多いのが現実です。
「出来ることならもう少しだけ寝ていたい・・・」というのが多くの人の本音でしょう。
そういった現状を踏まえれば、ご存知の通りカフェインには覚醒作用がありますので、
モーニングコーヒーが根強い人気を誇るのも頷けるお話しですよね。
【拙・健康を保つための理想的な睡眠時間】
2. コーヒーと比較してみる
ところで、シャワーを浴びれば自律神経の交感神経が刺激を受けて、覚醒作用を得られますが、
東京ガス都市生活研究所の研究報告によりますと、起床してからコーヒーを飲んだ後の爽快感と、
シャワーを浴びてからの爽快感を比較すると、その効果は実にコーヒーの倍あります。
「爽快感=目が覚める」と言ってしまってよいものかどうかは定かではありませんが、
とりあえず、快適な一日をスタートさせるという意味において、朝のシャワーは期待できそうです。
しっかり身体を洗うわけではありませんので、男性なら5分もあれば充分シャワーを浴びることができます。
女性でも髪さえ濡らさなければ、時間の消費は同程度で済ませることができるでしょう。
とはいえ、朝の5分って大きいですよね。お昼や夜とは時間の密度が異なりますので、
5分を捻出できるかどうかは、決して簡単な問題ではなさそうです・・・。
【拙・自律神経とシャワーの関係】
3. 朝シャワーのメリット
なんとか貴重な朝の5分を確保して、シャワーを浴びることに決めた場合、「熱い」と感じる程、
交感神経が刺激されますので、シャワーのお湯は適温よりやや熱めが良いでしょう。
さらに、日中と比較して眠っている間は体温が低くなります。コルチゾールが分泌されることにより、
血糖値や血圧が上昇して、夜明けに合わせて少しづつ体温が上がっていきます。
この現象は、起床した後、スムーズに活動するための生理メカニズムなのですが、
自律神経が乱れていたり、もともと血圧が低かったり、あるいは冷え症の方だと目が覚めたとき、
活動するために充分な体温にまで上がりきっていないことがあります。
熱めのシャワーを浴びれば、血圧をあげて体温の上昇にも一役買ってくれますので、
目が覚めるだけでなく、活動するために必要な要素を補充してくれます。
馴染みのない人にとって、朝からシャワーを浴びることは面倒で実行に移すまでの
ハードルはやや高めですが、労力に見合うだけのメリットもありますよ。
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2015年5月20日 | カテゴリー:自律神経の乱れ
« 自律神経をシャワーで鍛えることができるか? 咳が出て眠れない時の対処法 »
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