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旅行から帰ってくると体調を崩すのは何故なのか?

体調が優れない女の子
 

1. 帰宅するなり発熱でダウン

昨年末から今年にかけて、カレンダーの巡り会わせにより、
小学校や中学校では、思いがけず例年よりも長い冬休みになりました。
10日になって、ようやく始業式を迎える学校が多かったようですね。

それで、お越しくださったクライアントさんのご家庭では、思い切って
海外旅行に出かけ、新年を異国の地で迎えたそうな。

ところが、余裕をもって 8日に帰国したものの、旅行から戻ってくるなり
お子さんが発熱でダウンしてしまい、いきなり学校を休むはめになったのだとか。

「せっかく奮発して海外旅行にしたのに、これでは・・・」と、お嘆きだったのですが、
よくよく聞いてみると、今回のようなケースは初めてではなく、これまでにも
旅行から帰ってきた途端に体調を崩してしまうことが何度かあった模様です。

そういう経緯もあって、不甲斐なく感じてしまうのでしょうね。

【拙・風邪をひいても熱を下げない方が早く治る医学的根拠





 

2. 日本とドバイの温度差

日本国内であっても、地域によって気温や湿度等、環境は随分と異なります。
それが海外ともなれば、尚更ですよね。

上述のクライアントさん一家は、今回ドバイに行かれたそうですが、
日本とドバイ、それぞれの平均気温(1月)を比較すると以下の通り
13~15度も差がありますね。

◇ 日本(東京)  最高気温  9度  最低気温 1度
◇ ドバイ     最高気温 24度 最低気温 14度

そもそも、ヒトは急激な気温の変化に対応できません。夏の暑い時期と、
冬の寒い時期では、体温を調整に不可欠な発汗する条件も、汗の成分も異なります。

【拙・夏と冬では発汗の仕組みが異なる
 

3. 環境の変化はストレスになる

ドバイのビーチ
 
季節の変わり目に体調を崩す人は多いですが、これは偶然ではなく、
環境の変化に身体が追いついていないわけです。

冬だからこそ、寒さとは無縁の常夏の国へ行きたくなる気持ちは理解できますが、
気温や湿度に差があるほど、身体に生じる負担が大きくなる事を把握しておきましょう。
南の島で英気を養うつもりが、場合によってはストレスになりかねません。

はっきり言うなら、寒い時期に暑い地域に行くと、その時点で既に体調は
万全とは言い難く、その状態で旅先ではしゃぎ過ぎれば、体力は確実に消耗します。

【拙・環境が変わるとストレスを感じる理由
 

4. 帰宅後に体調を崩す理由

「それなら、家に戻ってからではなく、旅行中に体調を崩すのでは?」
とお考えになられた方もいらっしゃるかと思います。

確かにその通りで、環境が変化し、身体に負担が掛かった時点で、
体調に異変が起こりそうな気がします。実際に旅行中に体調不良で
ダウンしてしまう人も少なくありません。

※ ここでは食中毒の類は除外して考えてください

ところが、旅先でよりも、帰宅してから体調を崩す人の方が多いです。
なぜか?答えは簡単で自律神経が関与している事が原因なんですね。

小学生の頃、遠足や修学旅行の前夜に、「なかなか寝付けない」
という経験をした、あるいは、そういう話を聞いた事があると思います。

これは、一大イベントを前にして、テンションが上がり過ぎてしまった結果です。
つまり、交感神経が過敏になり、副交感神経に切り替わらないのですから、
寝付きにくくなるのは当然なんですね。

旅先でも、テンションは高いままですから、普段よりも睡眠の質は低下します。
「枕が替わると眠れない」と仰る方がいますが、もちろん、枕が原因ではなく、
興奮状態が持続しているためであって、実際には自律神経の問題です。
 
【拙・疲れているのに眠れないのは何故なのか?
 

5. 慣れ親しんだ自宅には適わない

和室と畳
 
旅行中は、副交感神経がうまく機能しないため、自然治癒力は低下しているものの、
気が張っている分だけ疲労を感じにくいですが、確実に蓄積されていきます。

それで、緊張から解放されるのが、勝手知ったる我が家に戻った時です。
帰宅する事によって、副交感神経が優位になり、ようやく疲労を解消できます。

その段階で、旅先で蓄積された疲労が大きければ大きいほど、
発熱等、体調不良となって現れやすいと言うわけです。

例えば温泉旅行は、ほっこりとくつろぎに行く、というのが主な目的のひとつに
なるかと思いますが、くつろぐだけなら間違いなく自宅の方が効率的です。

どれだけサービスの行き届いた旅館であっても、アウェーである事に変りなく、
慣れ親しんだ自宅の自分部屋、自分の布団には適いません。

尚、温泉につかって、美味しいものを食べて気分転換する事は有意義です。
決して温泉旅行が無意味だと主張しているわけではありません(念のため)。

【拙・自分で出来る自律神経症状チェック
 

6. 体調を崩す人と崩さない人の差

神経質そうな女性
 
「そうは言っても、旅行から帰ってきてから寝込んだ事なんてないですけど?」
という方も、もちろんいらっしゃるかと思います。

それでは、体調を崩す人と崩さない人の差はどこにあるのかと言えば、
神経のきめ細かさでしょう。ダウンしてしまう人は、良く言えば繊細、
悪く言えば神経質ということです。つまり個性なんですね。

従いまして、旅行後にダウンしない為の対策として以下のような事が考えられます。

① 気候の差が極端な旅行先は選ばない
② 旅行中、目一杯活動するのではなく適度に留める

「せっかくの旅行なのだから楽しまないと損」という御意見はごもっともですが、
「旅行したのに体調不良になっては意味がない」という考え方もできますよね。

【拙・目覚ましが鳴る前に目が覚めるのは不健康だから?
 

7. タイトなスケジュールは控えよう

自律神経失調症やパニック障害を患ってお越しくださる小学生や中学生から
お話しを伺ってみると、本人の意思や希望とは関係なく、親がタイトなスケジュールを
組んでしまい、子供は振り回されているケースが目立ちます。

とはいえ、旅行に行く時は、どこの家庭でもそういうものかもしれませんが・・・。

結論と致しましては、旅行を終えて自宅に戻ってくるなり体調を崩してしまう
傾向があるのなら、たとえ子供が目一杯遊ぼうとしても、嗜めて適度にセーブ
してあげるくらいのスタンスでいるのが丁度良いのではないかと思う次第です。

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2017年1月12日 | カテゴリー:自律神経の乱れ

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