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火葬場で納骨する喉仏の謎

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1. 喉仏ではありません

唐突ですが、葬儀の際、火葬場で遺骨を収拾する時に、「こちらが喉仏になります」と、
説明を受けた経験がありますでしょうか?本当はあれ、喉仏ではないんです。

ちなみに、世間一般でいう喉仏は、解剖学だと喉頭隆起と呼ばれています。
それで、喉頭隆起の奥には男女とわず喉頭があり、思春期の頃に、男性は女性よりも
前方に隆起してきます。それに伴い子供っぽい声から、大人の声に変わるわけですね。

女性も子供の頃と比較すれば、目立たないだけで喉頭は隆起しているのですが、
「女性に喉仏はあるのか、ないのか?」と問われると、返答が難しいです。
どの程度まで隆起すれば喉仏とみなすのか、おそらく明確な基準はないでしょう。

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2. 実は背骨なんです

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喉頭隆起は骨ではなく甲状軟骨ですから、火葬すると無くなります。
骨だけを残して、それ以外のものは燃え尽きるように火力を調整されていますので、
軟骨で構成された喉頭隆起が残される可能性はまずありません。

もし残っているようなら、火力不足のため火葬に失敗した時ですから、
喉仏だけでなく、他の軟骨で出来た組織も形を留めているはずです。
あまり想像したくないですね・・・。

それなら、のど仏と説明される骨は一体なんなのかと言いますと、
実は第二頸椎(背骨の上からふたつ目の骨)です。

なんでまた、背骨を喉仏などと、わざわざ偽って紹介するのかと言えば、
まったくもって謎です・・・。

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3. 正したくなるのが人の性

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第二頸椎は、背骨を形成する他の骨とは異なり独特の形状をしているため、
軸椎という別名までついていて、見ようによっては確かに仏様が
座禅している姿に見えなくもないような・・・。

とはいえ、「こちらが第二頸椎になります」と言われても、なんだかしっくりきません。
仕方ないので、「仏さまを関する名称がついている喉仏という事にしておこう」、
そういう流れでいつの間にか定着してしまったのではなかろうか。

僕も身内や知人の葬儀で、何度か経験しているのですが、
例によって例の如く、「こちらが喉仏になります」との説明を受けました。

それで、周囲の皆さんは何の疑いもなく感慨深げにしているわけですよ。
「お婆ちゃんは小さかったのに、立派な喉仏だね」などと言いながら。

「いやいや、喉仏は軟骨なんだから残ってるわけないだろう?!」と、
葬儀場の係員に突っ込みを入れたいところですが、場所が場所だけに出来ません・・・。

もっとも、第二頸椎をのど仏だと信じたままだとしても、特に弊害はなさそうですから、
放置しておけば良いのですが、明らかな間違いは正したくなるのが人の性です。

というわけで、この記事をついうっかり最後まで読んでしまったあなたも、次に火葬場で、
「喉仏です」と紹介される機会に遭遇した暁には、さぞかし悶々とすることでしょう。

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2016年10月27日 | カテゴリー:身体のおはなし

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