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正座をすると足がしびれる原因と対処法

正座をする女性
 

1. 正座の苦痛を軽減させる方法

クライアントさんから、「正座をした時に足がしびれない方法ってあります?」
との質問を戴きました。現代社会では殆ど正座をする機会がなくなりましたが、
どうしても正座をしなくてはならない場面が巡ってきます。
お盆は正座をすることを要求される確率が高い行事ひとつですね。

残念ですが、正座をしても脚がしびれない即興で出来る方法なんて存在しません。
普段からたまに正座をする等、どうしても、ある程度の慣れは必要です。

ただ、足のしびれを軽減させる方法ならあります。根本的な解決策にはなりませんが、
しびれが回復するまでの時間は確実に短縮できますので、そちらをご紹介します。

足がしびれて、ふらついたり、転倒してしまうとかなり恥ずかしい思いをしますので、
知っていれば、少しくらいは役に立つかと思われます。たぶん。

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2. 足がしびれる原因

まず足がしびれる原因ですが、正座をすることによって、体重が膝や足首に掛かり、
一部の神経や血管が圧迫されることにより発生します。

膝の外側(膝の側面)、やや下方に突起した骨(腓骨頭)に触れることができます。
そのすぐ内側に総腓骨神経と呼ばれる神経が通っているのですが、
正座をすることによって、この神経が圧迫されるとしびれが生じます。

損傷する機会を少なくするために、神経は基本的に体内の奥を通っているものですが、
表面に近い部分に位置する神経もあります。総腓骨神経はそのうちのひとつで、
皮膚に近いがゆえに、圧迫されやすいわけです。

次に、足首の真ん中くらい(足の甲)に、足背動脈と呼ばれる血管が通っていて、
正座をすると、この動脈が圧迫され血行不良を起し、やはりしびれの原因になります。

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3. しびれの対処法

しびれの原因となる該当箇所が分かっていれば、その部分が圧迫されない、
あるいは、圧迫が少しでもマシになることをすれば良いわけです。

まず、正座をした際に、両方の膝頭を不自然にならない程度に離します。
次に、かかとは外へ向けて、足の親指が内側で重なるような角度に調整します。

椅子に座った状態でやってみるとよく分かりますがると、かかとは外、
つま先を内に向けると、女性っぽい座り方になります。膝を曲げて正座してしまえば、
それほど目立ちませんので、男性でも恥ずかしがらずにやりましょう。

それで、開いたかかとの間にお尻を入れるような感じで体重を掛けます。
さらに、座布団の端のからつま先が少しはみ出る位置に座ります。

圧迫される動脈を解剖学的に考えると、足首を伸ばした状態は好ましくありませんので、
座布団の端の傾斜を利用して、足首の角度を保つことが目的です。

なお、この座り方をつづけると、O脚を助長することも申し添えておきます。

【拙・自分でO脚を改善する方法
 

4. 重心を移動させる

次に、重ねて下になっている方の親指側に重心を掛けます。そうしますと、
反対側は荷重が減り、神経と血管への圧迫度合いが減少します。

その場合、体重を預けている側は、負担が増してしびれが生じやすくなりますが、
荷重から解放された側は、しびれから徐々に回復していきます。

片側の負担が大きくなり過ぎる前に、親指の重ね方も左右で入れ替えて、
逆側に重心を移動させるのですが、延々とこの作業を繰り返します。
そうしますと、本格的に足がしびれる状態を避けることができるわけです。

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5. どうしてもダメな時は

上記の通りに座っても、膝や足首には、必ず体重による負荷が蓄積し限界がきます。
そもそも、正座は脚に負担がかかる座り方ですから、これは仕方ありません。

しびれや違和感が発生するのは、脳が身体の異常事態をキャッチし、
「それ以上、その状態をつづてはいけませんよ」というシグナルです。

本来なら、その時点で正座を止めてしまうのが、最も身体に優しい選択なのですが、
状況によっては、そういうわけにもいきませんよね。

そこで、座布団の端から、はみ出させたつま先を立てます。足首を曲げて、
立ち上がる動作に近い状態になりますが、座布団との高低さがありますので、
それほど目立ちません。女性なら、かかとが隠れるくらい長めのスカートを
履いておけば、気付く人はいないでしょう。

この状態にすると、神経の圧迫が軽減するうえに、つま先を中心に血流が
回復しますので、しびれは急速に治まっていきます。

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6. 服装も重要

ジーンズを履いた女性
 
その他に、伸縮性に乏しいジーンズや、タイトなパンツは、衣類が神経や
血管の圧迫を助長してしまいますので、正座をする時は避けましょう。

ストレッチ機能のないスキニーを履いてしまうと、本格的に神経障害や
血流障害を招いてしまう
ことになりかねません。従いまして、正座をする時は、
膝周りに極力ゆとりのあるパンツ、できればスカートを選択した方が吉です。

身に着けているものによる身体への圧迫は、思わぬ健康被害を
招く
ことがありますので、決して軽くみない方が良いですよ。

なお、膝も足首も、体重による負荷が圧迫の要因ですので、スマートな人ほど、
足がしびれにくいことを意味します。また、太ももやふくらはぎに脂肪が多めだと、
どうしても膝裏の神経を圧迫してしまう確率が高くなってしまいます。

つまり、足のしびれが発生する確率や、しびれの強弱には個人差があり、
上記で紹介した方法による効果にも、自ずと差が生じます。予めご了承ください。

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最終更新日 2016年11月27日

2016年8月12日 | カテゴリー:身体のおはなし

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