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肝臓の数値が悪くなる原因

苦悩する男性
 

1.再検査のご案内

定期的にお越しくださっているクライアントさんの旦那さんが、会社での健康診断の結果、
肝臓の数値が思わしくなく、再検査のお知らせが届きそれ以降なんとなく元気がないのだとか。

とは言っても、決して病的な数値ではなく、基準値より少し高めと云う程度らしいのですが、
今まで、何の再検査も必要なく、健康を維持していただけに、ショックを受けるのは、
やむを得ないのかもしれませんね。

ちなみに、健康診断の正常とみなされる数値は、かなりシビアに設定されています。
ですので、少しくらい基準値からはみ出したとしても、放置して差し支えありません。

毎年特定の項目だけが、コンスタントに基準値を超えるようだと話は違ってきますが、
1度くらい例年と違う結果がでたとしても、そこまで思いつめる必要はありません。
良くも悪くも健康診断を受けた日の体調によって測定される数字は変化するものです。

【拙・パニック発作時に薬が効き始めるまでの所要時間
 

2.肝臓が悪いのは酒の飲みすぎ?

それで、このクライアントさんが仰るには、「お酒も殆ど飲まないのになぜ肝臓が・・・」
と、どうにも納得いかないご様子。

世間一般では、肝臓が悪いと、「お酒の飲みすぎでは?」とみなされがちですよね。
その理由を考えてみると、身体にとってアルコールは毒素ですから、お酒を飲んで、
体内に入ってくると、肝臓はアルコール(アセトアルデヒドを含む)がゼロになるまで、
休むことなく代謝しつづけます。

体内からアルコールが完全に抜けるまでに要する時間は、飲んだお酒のアルコール度数、
その人の体格や年齢、さらには、飲んだ時の体調、お酒に強い弱い等が絡んできます。

従いまして、一概には言えないのですが、体重が60キロだと仮定しますと、
350mlの缶ビール(アルコール度数5%)を代謝するために必要な時間は2時間強になります。

【拙・アルコールの代謝の仕組み
 

3.肝臓はフル稼働している

肝臓の解毒作用で処理できる量には限界がありますので、処理しきれなかったアルコールは、
そのまま血液中に留まり身体を循環しつづけます。それが、お酒に酔っている状態なんですね。

血液中のアルコールを全て代謝し終えて、アセトアルデヒドが残された状態なら、
酔いは覚めて、頭痛やけだるさが残ります。二日酔いなんかがそうです。

つまり、缶ビールを1本飲めば、確実に2時間ほど肝臓に負担が生じているわけです。
さらに、飲む量が多かったり、毎日飲み続けていると、肝臓を酷使することになってしまうと、
肝細胞の変性や壊死、細胞間質細胞の繊維化を招き、肝臓が劣化していきます。

というわけで、お酒を飲みすぎると、「肝臓を悪くする」と言われるのも頷けるお話かと。

【拙・肝臓の機能を持つiPS細胞
 

4.薬も肝臓を酷使する

さて、アルコールが肝臓を悪くしてしまう理由は、肝臓を酷使しているがゆえですが、
実は病気を治すため、あるいは、つらい症状を緩和してくれる薬も肝臓に負担をかけます。

身体にとっては、アルコールが有毒物質である事と同様、薬も有毒物質とみなされます。
薬物は本来なら体内に存在しないはずのもの、イレギュラーな存在ですから、
積極的に解毒し体外に排出しようと肝臓が働くわけです。

薬を飲むと胃酸で溶かされた後、十二指腸や小腸から吸収され肝臓へと運ばれます。
そこで、分解、解毒されるのですが、処理しきれずに残った薬の成分は、
血液に乗って体内を循環します。アルコールとまったく同じ構図ですね。

【拙・お酒を飲むと良く眠れるのは気のせい?
 

5.肝機能が低いと薬が効き過ぎる

錠剤の画像
 
ちなみに、高齢者や子供が服用する薬の量が少なめに設定されているのは、
肝臓での解毒処理が低いため、薬物の血中濃度が高くなりすぎてしまう、
つまり、効きすぎてしまう事態を回避するためです。

お酒を飲み、酔っている状態で薬を服用すると危険だと言われているのは、
肝臓がアルコールを代謝している時、並行して薬を解毒処理できません。

高齢者や子供の場合と同じで、薬が効きすぎる可能性が高まってしまうというのが、
お酒と薬を同時に摂取してはいけない理由のひとつです。

【拙・エナジードリンクとお酒の相性
 

6.積極的に飲むものではない

お越しくださるクライアントさんから話を聞いていると、驚いたことに、
「薬は身体に良いもの」というお考えの方が少なくありません。

薬はあくまでも、症状を抑えるために飲むものであって、「頭痛が起こりそうだから」
とか、「お腹が痛くなりそうだから」と、積極的に飲むものではないですよ。

薬を飲んで発疹がでたり、体のどこかが痛くなったりと、はっきり認識できる形で、
副作用がでなかったからといって、「頻繁に飲んでも安心」ということにはなりません。
肝臓への負荷が確実に生じていることを把握しておきましょう。

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2016年5月14日 | カテゴリー:アルコールと健康

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