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怖い話を聞くと血の気が引いて寒くなる理由

最終更新日 2016年7月14日

血の気が引く画像
 

1. 夏の怪談を考えてみる

怪談は日本の夏の風物詩です。夏になると心霊特集がやたらと増えますよね。
友人知人の間で、怖い話や怪談話が脚光を浴びるのもこの頃です。
なぜ夏なのかと言いますと、「涼しくなるから」ということなんでしょうけれども。

冬に寒さを感じると鳥肌がたちますが、怖い話を聞いて恐怖を感じても鳥肌が立ちます。

「うむ。どちらも寒さを感じているから矛盾がない。夏は怪談に限る」
と錯覚してしまいそうですが、よくよく考えてみると実は矛盾します。

冬の冷たい外気にさらされると、自律神経の交感神経が緊張し、
身体から熱を逃さないために毛穴が収縮します。これが鳥肌ですね。

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2. 鳥肌が立つのは熱を逃がさないため

大切なところなので繰り返しておこう。鳥肌が立つのは、「身体から熱を逃がさないため」なんです。

それなら、「怪談話やホラーで蒸し暑い夏に鳥肌を立ててしまったら、
身体に熱がこもって余計に暑くなるのではないか?」という話になりますね。

鳥肌が立ったままであれば、身体に熱がこもってしまって、さらに暑くなります。
ところが、実際には怖い話を聞いて恐怖を感じた時にたつ鳥肌はそれほど長く持続しません。

その手の小説や映画なんかでも、展開にメリハリがありますので、
普通は恐怖が原因でずっと交感神経が緊張しつづけることはありません。

それでは、怖い話を聞いて寒くなるのは気のせいなのかと言えば、そんなことはありません。

【拙・冷房は体に悪いのか?
【拙・扇風機は体に悪いのか?

怪談を話している男性
 

3. 怖い話を聞くと寒くなる理由

恐怖や不安を強く感じると交感神経が緊張し心臓や骨格筋の血管は拡張して、
闘うか逃げるかに備えます。心拍数があがりドキドキするのはこのためです。

一方で、傷を負った時の出血量を少なくするために、肌をはじめ表層の血管は収縮します。
恐怖や不安にさらされ血の気が引いて顔が青ざめるのはこのためですね。

お酒などを飲むと血の流れが良くなり、身体がぽかぽかと暖かくなりますが、
逆に血流が悪くなると身体は冷たくなります。ちなみに慢性化した状態は冷え症と呼ばれます。

つまり、怖い話を聞くと交感神経が緊張して肌の血流が急激に低下します。
そうしますと、表層の体温も急速に低下し、周囲の気温が高ければ高いほど、
低下した肌体温との間にギャップが生じて寒さ、あるいは冷たさを感じるわけです。

なお、人前で話さなくてはならない時などに、緊張して手足が冷たくなるのも同様の現象です。

というわけで、暑い夏に涼を求めて怖い話、怪談話をしてするのは理に適っています。
ですが、意図的にストレスを加えて自律神経のバランスを変えていることになりますので、
健康的な涼み方かと問われますと答えは否です。くれぐれも程々に・・・。

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2015年6月13日 | カテゴリー:自律神経の乱れ

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