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コレステロールの食事制限は無意味だった

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1. コレステロールに対する誤解

どういうわけだか悪者扱いを受けてきたコレステロールですが、実際のところは、
身体に必要不可欠な存在であることが以前から指摘されてきました。

さて、なにかと誤解されていることが多いコレステロールの実態はと言いますと、
身体を構成する細胞膜の主成分ですから、コレステロールが不足してしまえば生存できません。

細胞膜の他にも、胆汁酸やステロイドホルモンの前駆体でもあり、
ヒトにとって重要な成分であることは間違いありません。

悪玉コレステロールなどと、有難くない名称をつけられて有名になってしまったのが、
LDL(低密度リポタンパク)です。この物質はコレステロールを運搬しているのですが、
LDLが酸化すると動脈硬化との関係が深くなることから、悪者にされてしまったのですね。

【拙・食品に含まれるph調整剤の危険性
 

2. コレステロール摂取基準が撤廃される

それで、基準を設けて食事におけるコレステロールの摂取量の制限を促してきたわけです。

例えば、「卵黄、レバー、エビなどはコレステロールを多く含むため食べ過ぎに注意しましょう」
といった具合です。中でも、「卵黄は1日1個まで」という具体的な数字まで明記され、
未だに、「卵は1日1個」を頑なに守っている方もいらっしゃいます。

ところが、今回、厚生労働省によりコレステロールの食事摂取基準が撤廃されました。

《産経新聞》  2015年5月25日  『コレステロール値は食事で変わらない 日本動脈硬化学会』

健康のためにこれまで摂取が制限されてきたが、厚生労働省が4月改訂の「食事摂取基準」でコレステロールの基準を撤廃した。日本動脈硬化学会も今月、「食事で体内のコレステロール値は変わらない」との声明を発表した。同学会は動脈硬化を防ぐには食事を含め運動など生活習慣全般の改善が必要と指摘している。

上述した通り、コレステロールは生物にとって必要不可欠な存在ですから、
相応のバックアップ機能を備えています。

食事から摂取するコレステロールが不足すれば体内でつくりだせますし、
逆にコレステロールをたくさん摂取すれば体内で生産する量が減るだけです。

それを、「コレステロールを摂り過ぎてはいけません」と基準を設けていたのですから、
いかに的外れの健康的な食事方法を推進していたかがわかります。

【拙・「卵は1日1個」に意味があるか?
 

3. コレステロールだけではダメ

今まで、食べたいものがあっても、コレステロール値が高いため、泣くなく
敬遠してきた人たちの努力は、いったいなんだったのかと・・・。

とはいえ、動脈硬化を予防するために、食事は重要な要素のひとつであることに
変わりはありません。中性脂肪の数値が高くなりすぎると危険ですから、
食べ過ぎに注意しつつ、肥満になることを避けなくてはなりません。

動脈硬化を引き起こす要因は、コレステロールだけではなく、血糖値の変動、
血圧やストレスなど多岐に渡るうえに、私生活での運動量とも関係が深いです。

結論と致しましては、コレステロールの摂取量にこだわる必要はありませんが、
食べ過ぎや偏食に注意しつつ、適度に運動をして健康的な生活をお過ごしください。

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2015年5月27日 | カテゴリー:栄養と健康

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