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目のポスターで犯罪を抑制できるか?

犯罪を抑制する目のポスター
 

1. 目のポスターが採用される

《朝日新聞》  2015年4月22日  『油まくなよ!「目力」女性警官、にらむポスター』

各地の寺社で油のような液体がかけられる事件が相次いでいるため、京都府警宇治署が 警察官の目元をアップにした防犯ポスターを作り、管内の寺社に配っている。

 世界遺産・平等院や宇治上神社など、管内には貴重な文化財が多い。各地で被害が続く中、万引き防止用に企画していたポスターを急きょアレンジした。

 「見てるぞ!」と迫力のあるまなざし。モデルは20代の女性警察官で、同署は「署内きっての 『目力(めぢから)』で24時間にらみをきかせます」。

ここ数年の間、日本各地の寺社が放火されたり、油を掛けられたりと、
イタズラでは済まされないけしからん事象が頻発しています。

神様、仏様に狼藉を働くという行為は、祟りや呪いの類を信じている、
あるいは、祟りや呪いを完全に否定しきれない人が多い日本人の感覚からすると、
信じがたくあり得ない行為です。僕ならお願いされてもやりたくないです。

神仏の類ではなく、普通の人形であっても、無下に扱うのは心理的に抵抗がありますよね。
それ故、不要になった人形を回収して供養してくれる神社なんかがあるわけです。

それで文化財を保護する防犯対策として、目の描かれたポスター(キャッチ画像)が採用されたそうな。

「目のポスターだけで犯罪を抑制できないでしょ」と心許なく感じる人の方が多いでしょう。
正直なところ、僕も微妙な対策だとは思います・・・。



 

2. 目のポスターで犯罪を防止できる

ところが、心理学的にみると、決して効果の期待できない出鱈目な防犯対策ではなく、
目が描かれたポスターを用いて犯罪率を低下させた実績のある手段だったりします。

イギリスのニューカッスル大学では、駐輪場に目の描かれたポスターを貼ったところ、
自転車の盗難が前年比で60パーセント強ほど低下したそうな。

所詮ポスターとはいえ、他人の目に見られている感じがするだけで、
節度のある振る舞いをする傾向があるようですから、犯罪の防止だけでなく、
マナーの向上にも一役買ってくれそうですね。

元々ヒトは、意味のない模様に人の姿や、目を見出して意味づけする性質があります。

古くは、「柳に幽霊」が有名ですが、現代社会でも壁のシミを人に見立てて、
「心霊現象では・・・」と不気味がったりするのは周知の事実ですから、
それを考えると、目の描かれたポスターにより犯罪率が低下するのも頷ける話です。

【拙・視覚効果で体感温度を調整する
 

3. 目のポスターの功罪

とはいえ、寺社へのイタズラは普通の精神を持ち合わせていればまずできません。
「祟りや呪いなんてない」と断言する人であっても、かなり難易度は高いでしょう。

表面上は祟りや呪いを否定できても、心の奥底、つまり潜在意識から完全に否定できなければ、
実際には祟りの類でなくとも、心理的なストレスとなって自ら心身を蝕んでしまいそうです。

何が言いたいのかと言いますと、寺社で器物を破損させる事ができる人は、そもそも普通ではなく、
その普通でない人に対しても、目を描いたポスターが効果を発揮できるのかどうか疑問が残ります。

さらに不都合なことに、この手のポスターは一般の人に対しても心理的な圧力を加えてしまいます。
目の描かれたポスターに見つめられながら落ち着かない気分で参拝するのは、
なんとも居心地が悪そうですから、観光地で使用するのはやっぱり微妙でしょう。

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最終更新日 2015年9月23日

2015年4月29日 | カテゴリー:心理学

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