いろんな症状を考えてみる|整体のブログ

痛み止めの副作用を考えてみる

酸素を運搬する血液
 

1. 血液の働きを考えてみる

雑誌やテレビなどで、「血の流れが悪い」とか、「血流を改善しよう」と語られる機会は多いですが、
実は誤解されてる、あるいはあまり知られていない部分も少なくありません。

実際のところ、血液の主な働きは以下の通りです。

①物質の運搬
身体の組織に酸素や栄養、ホルモンを運びつつ、身体で発生した二酸化炭素や老廃物を回収する

②内部環境の維持
体液のペーハー値や浸透圧の調整、体温を保つ

③身体の防御
体内に入り込んだウイルスや細菌などの異物を取り除く

④止血作用
出血した場合、血液を凝固させることによって血液の流出を防ぐ

どれも生命を維持するためには軽視できない重要な機能ばかりなのですが、
中でも整体と関係が深い①の「物質の運搬」に関してもう少し言及してみます。

【拙・医者が薬を飲まないというのは本当か?
【拙・着圧ソックスで脚のむくみを改善できるか?
 

2. 老廃物を蓄積させないことが大切

ハードなスポーツや、トレーニング、あるいは日常生活での仕事や家事で身体を酷使すると、
その都度老廃物が生じるのですが、血の流れが悪いとその際に発生した老廃物が循環せずに、
そのまま身体の各部位に蓄積してしまいがちになります。

それが積み重なったものが慢性的な肩こりであり、腰痛なのですが、
実は慢性的なものだけでなく、急性の症状である寝違えやぎっくり腰なんかも、
老廃物が蓄積しがちな身体の部位では発生する確立が高くなります。

言い換えますと、常日頃から血流が良好な状態を保ってさえいれば、
寝違えやぎっくり腰を起こす可能性はかなり低く抑えることができるということです。

自力で血の流れを良くしよう、あるいは老廃物の循環を促そうとする場合、
身体に負荷が掛かり過ぎない軽い運動が効果的です。

スポーツ選手が試合後や練習の後にマッサージをしたり、軽めの運動を行うのは、
適度に血の流れを促すことによって疲労(老廃物)が蓄積するのを防ぎ、
翌日以降も質の高いパフォーマンスを発揮できる状態を維持するためなんですね。

デスクワークや、飛行機、新幹線での移動は基本的に身体の動きはごく僅かで、
血液の流れを促せない殆ど静止した状態ですから、そりゃ肩はこりますし、腰も痛くなります。

【拙・同じ姿勢でいると疲労しやすい
【拙・寝返りが健康を左右してしまう理由

再生
 

3. 痛みを感じるのは身体が回復している証

さて、「物質の運搬」で、血液が老廃物の回収と同時に行っているのが、
身体の各細胞への酸素や栄養の供給です。

ヒトに限らず生物は血液が不足してしまうと、間もなく死が訪れますので、
酸素や栄養の供給が担っている重要性は語るまでもありませんよね。

普段は満遍なく酸素や栄養を供給されている血液ですが、怪我や病気など、
身体のどこかで不具合が生じた場合、損傷した箇所に生じる老廃物の回収と、
損傷した箇所をいち早く再生させるために、該当部位への供給を増やします。

血液が供給されると、損傷した部位はすぐさま再生をはじめるわけですが、
実はその際に、「痛い」という感覚が生じます。

つまり、「痛み」は、肩こりや腰痛だけでなく、頭痛、あるいは歯痛などでも、
身体が再生される過程で感じる感覚であり、回復している証でもあるわけです。

【拙・痛みを感じやすい人は損をしているか
 

4. 痛み止めは身体の回復を遅らせる

ところが、痛み止めの類の薬は、血管を収縮させることによって血の流れを減少させます。
※麻酔は知覚を麻痺させるため痛みを止める機序が異なります

損傷した箇所を修復するために必要な血液の量を抑制してしまうのですから、
それに伴い損傷した細胞が再生されている証である「痛い」という感覚は軽減するものの、
「身体が回復するのを遅らせている」ということでもあるわけです。

決して薬の服用を否定しているわけではなく、薬の服用は一時的に痛みを解消できても、
実際には身体が治るために必要な事と逆の事をしているという認識は必要でしょう。
問題なのは、「痛みがなくなった」=「身体が治った」と考えている方が多いことです。

頻繁に頭痛薬を服用する人が慢性的な頭痛に陥ってしまうのは決して偶然ではありませんし、
ちょっとした症状で風邪薬を飲み続けていれば、風邪が治りにくくなってしまうのは当然です。

「痛みを取り除く」事を優先するのか、「身体を治す」事を優先するのかは、
当事者の置かれている環境(学校や仕事)や、痛みの程度によって違ってきますが、
ことの本質を把握したうえで、どうするべきか判断した方が良いのでは、と考える次第です。

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最終更新日 2015年6月22日

2015年3月25日 | カテゴリー:身体のおはなし

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