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花粉症の薬がパニック障害を悪化させる可能性

パニック症の薬と花粉症の薬
 

1. パニック障害が悪化した理由

昨年末より、パニック障害の改善を目的に通院されているクライアントさんのお話し。

予期不安や多少の息苦しさが時折あるものの、パニック発作を起こすこともなく、
自律神経のバランスも安定して、ここまで順調に回復の兆しをみせてくれていたのですが、
いったん次回の予約をキャンセルし、直近で予約を取り直したいというお電話が・・・。

それで、実際にお越しくださり、お話しを伺っていると、ここ一週間ほどで徐々に体調が悪くなったそうな。

特に身体を酷使したわけでもなく、睡眠もしっかり確保できていただけに不可解でしたが、
実は今くらいの時期は、例年パニック障害でお悩みのクライアントさんが、
順調に過ごしていながら、突然調子を崩しやすい時期のひとつだったりします。

というわけで、思い当たる節を尋ねてみたところ、ちょうど体調が悪化した頃から、
これまで服用していた向精神薬と併用して花粉症による鼻づまりを解消するための薬を、
服用し始めていることがわかりました。

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2. 副交感神経を優位にすることが大切

パニック障害を患い精神科へ行くと、一般的にはベンゾジアゼピン系抗不安薬を処方されます。
ソラナックスやメイラックス、レキソタン、セルシン等がそうですね。

パニック障害は、自律神経の交感神経が緊張することにより発症、重篤化していきますので、
基本的には副交感神経が優位になるよう調整していくわけですから、処方される薬にも、
身体の緊張を解くための筋弛緩作用や鎮静作用が含まれます。

ちなみに、当院でのパニック障害を改善するための整体施術も、
自律神経に働きかけて副交感神経が優位になるよう誘導していきます。

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3. 花粉症の薬は交感神経を緊張させる

一方、花粉症の鼻づまりは、鼻粘膜皮下の毛細血管が腫れることにより生じる現象ですから、
拡張している血管を収縮させれば、腫れは治まり鼻づまりが解消することになります。

そして血管は自律神経でコントロールされていますので、血管を収縮させるには交感神経を、
逆に血管を拡げるには副交感神経を優位にすればよいという理屈になります。

実際、花粉症で処方される点鼻薬は、鼻の粘膜を収縮させることを目的とした薬ですし、
鼻づまりを解消するための飲み薬には興奮作用を促す成分が含まれているものが多いです。

身体を興奮状態にすること、つまり交感神経を優位にし、血管を収縮させることによって、
血流を抑制し鼻粘膜の腫れを解消するわけですね。

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4. パニック障害と花粉症を患う方が知っておきたい事

従いまして、パニック障害で処方される薬と、花粉症の鼻づまりに処方される薬には、
基本的に相反する作用がありますので、薬の飲み合わせとしては相性が良くありません。

パニック障害や自律神経症などで処方される、抗不安薬(向精神薬)を服用する際に、
アルコールとの相性に関しては、相応の注意喚起がなされていることもあり、
両者を併用しないよう気をくばる方が多い事と比較すると、まだまだ認知度は低いと言えそうです。

とはいえ、花粉症の鼻づまりを放置してしまうと、息苦しさからパニック発作を誘発してしまう
要因にもなりかねませんので、難しいところですね。

向精神薬と花粉症の鼻づまりの薬を処方される際に、両方の医師、もしくは薬剤師さんに、
状況をしっかり説明したうえで服用する薬を決めたいところですね。

なお、余談ですが、花粉症の薬だけでなく、風邪、アレルギー性鼻炎など、
鼻づまりを解消させる薬は基本的に、交感神経を刺激し血管を収縮させるものです。
これらの薬を処方される際には、やっぱり向精神薬を服用していることを伝えた方が良いですよ。

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2015年3月8日 | カテゴリー:パニック障害の症状

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