いろんな症状を考えてみる|整体のブログ

産後に骨盤矯正が必要な理由

産後の骨盤矯正
 

1. 産後の骨盤矯正って必要なの?

普段ご来院くださっている女性のクライアントさんたちとお話していると、
「産後に骨盤矯正はしていません」という方が少なくありません。
それどころか、「面倒なので骨盤ベルトも殆どしませんでしたよ」と言う方までいらっしゃいます。

最近になって、ようやく産後の骨盤矯正の重要性に対する認知度が上がってきたように思いますが、
それでも、産後骨盤を矯正せずに、そのまま過ごしてらっしゃる女性の方が多いでしょう。

それなら、そもそも「産後の骨盤矯正って必要なの?」と考えてしまいますよね。
結論から先に申し上げますが骨盤をはじめ、身体のケアは必要です。





 

2. 妊娠・出産時は色んなところに負担が

日常生活において、立っているときや、座っているとき等、通常はお腹側の筋肉と
背中側の筋肉が、5:5で均等に支えあってあって姿勢を維持しています。

ところが、出産を経験した女性ならすぐに思い出せると思いますが、出産が近づくにつれて、
お腹が大きくなり始めると、その姿勢を維持するために腰の骨は前傾(いわゆる反り腰)していき、
まもなくお腹の筋肉は使えなくなります。

反り腰

この段階になると、お腹の筋肉が使えない分、背中の筋肉と、背骨の靭帯を酷使して、
立っている時や、座っている時の身体を支えているわけなんですね。

つまり数ヶ月に渡って、日常生活で身体を支えているお腹の筋肉を使うことができないのです。
病気や事故で、数ヶ月寝たきりを余儀なくされると、日常の生活に戻る前に必ずリハビリを行いますよね。

もちろん、出産は病気や怪我ではありませんが、出産だって人生で何度も経験するものではありません。
つまり、身体は病気や怪我に匹敵する、「正常ではない状態」におかれていたことは疑いようのない事実です。
それなら、出産後になんらかのケアが必要になると考えた方が自然でしょう。
 

3. 出産における日本社会の現状

日本だと出産後の検診は、10分程度で終わってしまうのが現状です(クリニックによって差はあります)。
下手をすると、骨盤ベルトの使い方さえ充分に指導してくれないクリニックもあるそうです。

そういった状況の日本とは対象的に、フランスでは出産した女性への指導が充実しており、
ほとんど100%に近い女性が、出産後専用のリハビリを受けています。
しかも、必要になる費用は社会保険から支払われるという徹底ぶりです。

日本が酷い国なのか、というと決してそういうことではなく、現段階での認識の違いであって、
今のところ、「日本において産後の女性に対するケアは充分ではない」ということです。

現状では、妊娠中だと周囲から何かと気を遣ってもらえ、女性は身体を労わり、
安心して出産に専念できる環境を整えやすいです。

ところが、出産してしまうと周囲の関心はすっかり赤ちゃんに移ってしまい、
数ヶ月に渡って頑張ってきた女性に対しては、「母親なのだからしっかりしないとダメ」と、
一転して厳しい環境になってしまいがちですよね。

骨盤が安定し、身体も良好な状態を維持できれば、自ずと明るい気分で過ごせます。
したがって、出産後の女性が育児だけでなく、自分の身体を大切にすることは、
赤ちゃんにとっても、周囲の人にとっても間違いなく良いことでしょう。
 

4. 妊娠・出産時の女性の身体

さて、それでは妊娠から出産において、女性の身体では何が起こっているのかお話します。

まず知っておいて欲しいことは、妊娠して3~4ヶ月の頃から、出産後の数日の間は、
身体の靭帯を緩める働きをするリラキシンというホルモンが分泌されます。

そのリラキシンの作用によって、お腹の中で赤ちゃんが大きくなっても、
無理なく骨盤を開くことができ、女性の身体を安定させているわけです。

そして、出産時にリラキシンの分泌がピークになり、今度は骨盤の下部(恥骨結合)が
緩くなることによって、産道が広がり赤ちゃんが通れるようになります。

次に、骨盤底筋群と呼ばれる部位についてです。 骨盤底筋群は身体の奧にあり、
子宮や膀胱をはじめ、内臓を骨盤の底で支えています。ハンモックのようなイメージですね。

厚生労働省によりますと、赤ちゃんの重さは平均で、2500~3000gあり、
女性の妊娠における体重増加は11~14kg(赤ちゃんの重さを含む)です。

出産時に、増えたぶんの重量も骨盤底筋群が支えているわけですから、
どうしても骨盤底筋群を構成する筋肉は疲労してしまうことになり、出産後、
骨盤底筋群が元の状態に戻らないと、尿漏れや湯漏れ、エア漏れ等の原因になります。

また、男性女性に関らず、加齢に伴って骨盤底筋群が緩くなりやい傾向がありますので、
出産後は尿漏れ等の問題がなくても、身体が元の状態に戻ろうとする働きが強いうちに、
骨盤底筋群を本来の状態に戻しておいた方が良いでしょう。

骨盤底筋群の画像
 

5. 産後の骨盤矯正に向いている時期

前述した靭帯を緩めるリラキシンは、出産をピークとして分泌が徐々に低下していきます。
そうしますと、出産後すぐに矯正した方が良さそうな気がしますよね。

実際問題として、骨格のバランスを整えることを目的とするなら矯正するには、
出産してから早ければ早いほどやり易いです。

さらに言及すると、骨盤だけでなくカラダ全体の靭帯が緩んでいる時期ですから、
歪みが気になっていた他の部位を矯正するチャンスと言えるかもしれません。

ところが、妊娠から出産にかけて女性の身体は、体型や体重など分かりやすい変化以外に、
エネルギーバランスも本来の状態とは変わっており、目に見えない部分にダメージが残っています。

産後1ヶ月程度は可能な限り無理をせずにゆっくり過ごし、身体を回復させることが大切で、
身体が緩んでいる時は、休むべき時期なのだと考えています。

また出産時における骨盤の歪みは、妊娠から出産する過程において生じた歪みよりも、
出産後、まだ靭帯もゆるく筋力も低下した本来の状態ではない時に、
無理をして頑張ったことが原因になってしまっている場合が多いです。
 

6. 産後の骨盤矯正は1ヶ月後からが理想です

産後の母親

従いまして、様々な要素を考慮すると産後の骨盤矯正は、1ヶ月後位からが理想だと考えています。
2人目以降のご出産の方は、理想的な産後1ヶ月くらいでご来院される傾向にありますが、
それに対して、初産の時は出産後半年前後でご来院されることが多いです。

初めての出産の際には、骨盤矯正をせずにそのまま過ごしてみたものの、
いつまでも元の体型に戻らない、あるいは、尿漏れや腰痛が気になりはじめて、
不安になっていろいろ調べてみるのが、丁度この時期なのかもしれませんね。

なお、腰が痛い、股関節が痛い、などの症状がある時は1ヶ月にこだわる理由はありません。
どうするべきかは、クライアントさんの状態によりますので、一概にここでは明記できません。
別途、お気軽にお問い合わせください。

◆関連するページ
【拙・産後の骨盤矯正の流れをみる
【拙・産後の骨盤矯正 Q&A
【拙・産後パニック障害になりやすい理由




最終更新日 2016年10月15日

2015年2月17日 | カテゴリー:効率的に痩せる方法

あわせて読みたい記事

お問い合わせ

自律神経失調症・パニック障害・不眠症

西宮・芦屋 ながた整体院

0798-32-0446

営業時間

10:30~13:00
15:00~21:00

※木・土曜日は19:00まで

電話受付

20:00まで
※木・土曜日は18:00まで

休診日

日曜日・祝日

»当院へのアクセス

»メールでのお問い合わせ

PAGE TOP

お問い合わせ