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メモをとると記憶力は低下してしまうのか?

メモをとる女性
(出典:Campus Magazine)

1. なんのためにメモをとるのか

《WIRED》  2015年1月17日 『メモを取っても記憶は定着しない』

(前略)彼女が著書の中で引用しているのは、「グーグル効果」という現象についての研究だ。2011年に発表されたその研究で、ベッツィー・スパローとその同僚たちが明らかにしたのは、インターネットが外部記憶装置のようになったとき、コンピューターに情報を保存した人は、それが消滅されると分かっている人に比べ、あとでそれらを思い出せなかったという事実だ。

(中略)インターネットは日々普及し続けているが、世界規模でみれば依然として、メモを取る人の方が多い。この「紙」という2,000年以上前に発明された技術がわたしたちの記憶におよぼす真の脅威を、科学者たちは、いまになってやっと明らかにした。(中略)メモを取れば、あなたの記憶をむしばむ。あなたの脳を救うには、鉛筆を置き、メモ帳から離れよう。

要約しますと、「メモをとると記憶力が低下してしまうからメモをとるのをやめましょう」
という論旨なのですが、いや正直驚きました。
実に当たり前のことで、経験上誰でも知っているでは・・・。

日常生活において、「忘れないようにメモしておこう」という時、
言い換えると、「メモをしておけば忘れても問題ない」そういうことです。

例えば仕事中、たまたま不在にしていた同僚に電話かかってきたとしましょう。
「折り返し連絡します」ということで、普通は先方の名前と連絡先のメモをとりますよね。

電話があったこと自体を忘れてしまうのは問題がありますが、
メモを残しておけば、先方の名前と電話番号は忘れてしまっても何の問題もありません。

はたまた1日の予定をスケジュール帳に記載したとしましょう。
スケジュール帳に記載されている内容を確認して、1日の予定をこなしていく、
というのが一般的だと思いますが、メモ帳にしても、スケジュール帳にしても、
あくまでも思い出すきっかけですから、それで問題ありませんよね。

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2. メモはとらずに全て記憶すると

仮に電話番号や一日の予定のメモをとらずに、すべて記憶しなくてはならない、
となった場合は混沌としそうですよね。明らかに仕事効率は低下しそうですから、
必要最低限のメモはとった方が吉でしょう。

引用記事が主張するように、メモをすることを放棄し、逐一記憶するよう心がければ、
確かにメモをとる習慣のある人とは、記憶力に差がでる可能性はあります。

しかしながら、メモをとらずに記憶しようとする場合は、絶えず集中力をもって
物事に挑む必要があり、それと比例して疲労の蓄積も大幅に増してしまいます。

頑なにすべて記憶しようとする人と、必要最低限のことだけを記憶して、
後はメモに頼る人と、どちらがより生産的かということになりそうですね。

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3. 実験する意味があるのだろうか

ちなみに、引用記事にある研究において実施された実験とはこんな感じです。
一般的な、トランプの神経衰弱ですね。

記憶のために与えられた時間中、半数の学生にはカードの位置と正体について紙にメモをとる機会が与えられた。そのほかの学生たちは、元から備わっている記憶力に頼るしかない。また、与えられた時間が過ぎると、メモをとっていた学生たちのメモは没収されてしまう。

両グループはさまざまなカードの位置と正体についてテストされた。そして結果としてわかったのは、メモをとっていたグループの方が、カードの位置を思い出すことについて、ずっと成績が悪かった、という事実だ。

しつこいですが、これって当たり前でしょ・・・。
神経衰弱をはじめるに際して、本来なら記憶するために与えられた時間に、
わざわざメモをとことを指定され、「いざ始めましょう」という段階になって、
唐突にメモを没収されたりしたら、どういう結果になるかは明らかでしょう。

なんだか、ものすごく無意味な実験に思えてしまうのは僕だけでしょうか。

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最終更新日 2016年11月6日

2015年1月22日 | カテゴリー:脳のおはなし

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