いろんな症状を考えてみる|整体のブログ

パニック障害とアルコール

 
生ビールの画像

 

1. パニック障害とお酒の相性

パニック障害でお悩みの方から、「お酒を飲むのはよくないの?」とのご質問を戴きました。

アルコールの摂取は、自律神経の交感神経に働きかけ、全身の血管が拡張し血流がよくなります。
大抵の方が、お酒を飲んだ際に身体が温まり気持ちよくなった経験をしていると思いますが、
緊張した身体を弛緩させリラックス効果をもたらしてくれるわけですね。

そしてパニック障害を患う方は、基本的に交感神経が過敏になりがちですので、
理屈で考えるなら、副交感神経を優位にしてくれるお酒は飲んでも問題ないどころか、
むしろ積極的に飲んだ方が良さそうな気さえします。

それなら、パニック障害の方は積極的にお酒を飲むよう心がけた方がいいのか
と言いますと、そう単純なお話しでもなく、メリットとデメリットの両方があります。

【拙・ビールを飲むと下痢をしやすいのは何故なのか?
【拙・花粉症の薬がパニック障害を悪化させる可能性
 

2. 睡眠の質の問題

パニック障害の方が、アルコールを摂取することによって起こりうる弊害は、
いくつかあるのですが、無視できない要素のひとつが睡眠の質が低下してしまうことです。

アルコールを摂取すると、どうしても睡眠が浅くなってしまいがちで、
睡眠時間をしっかり確保して眠ったとしても、実は睡眠の質があまり良くありません。

そうしますと、身体が疲労から回復する時間が不十分になってしまいやすく、
結果として翌日以降に疲労を蓄積させてしまうことになります。

それはつまり、交感神経が緊張しやすい状況そのものですから、
パニック障害が治るどころか、逆に悪化させてしまう可能性があります。

ただ、嗜む程度の適度なアルコール摂取量(個人によって異なります)であれば、
程よいリラックス効果を得ることができ、パニック障害を改善する追い風にもなります。

【拙・自分で出来る自律神経症状チェック
【拙・メラトニンと睡眠の関係
 

3. 向精神薬とお酒の相性

次に、こちらも無視できない要素として、服用している向精神薬との相性があります。

パニック障害を患う方は、SSRIに代表される抗不安薬や睡眠導入剤、睡眠安定剤を
服用している方が多いですが、これらの薬はパニック障害を改善するための薬ですから、
基本的には副交感神経を優位にさせる働きを持つものが多いです。

それで、上記でもお話ししました通り、アルコールも副交感神経を優位にする働きをします。
つまり向精神薬とアルコールを併用してしまうことにより危惧される弊害は、
両者の相乗効果によって副交感神経が優位になり過ぎてしまう可能性があることです。

具体的には、お酒を飲むことによる、「酔い加減」が顕著に現れやすく、
さらには、向精神薬を服用することによる副作用まで強く出やすい傾向があり、
酷い時には知覚や血圧の低下を招き、最悪の場合は死に至ることさえあります。

【拙・生ビールと瓶ビール、中身は同じでした
【拙・アルコールは水分補給になるか?

グラスビール
 

4. お酒を飲む際には注意が必要

また、アルコールと向精神薬の両方を摂取していると、それぞれ単独で摂取している場合と
比較して依存性がより形成されやすい傾向があることも知っておいた方が良いでしょう。

お酒の飲み方を間違えてしまうと、パニック障害を悪化させてしまう可能性は否定できません。

ただ、アルコールの特性、服用している向精神薬の特性をしっかり把握したうえで、
お酒の摂取を適度に保つことができるのであれば、パニック障害を患っているからと言って、
何がなんでもお酒を敬遠しなくてはならない禁忌事項でもありません。

結論と致しましては、メリットもありますが、デメリット、もしくはリスクの方が大きく、
しっかりコントロールする自信がなければ、お酒は避けておいた方が無難でしょう。

関連記事 
【拙・パニック障害に効果的な音楽
【拙・本当に効果のあるパニック発作の対処法
【拙・パニック障害の予期不安を解消する方法
【拙・パニック障害を克服するために
【拙・薬なしでパニック障害を治すために
【拙・自律神経失調症を理解し改善をはかる




最終更新日 2016年7月20日

2014年3月30日 | カテゴリー:パニック障害の症状

あわせて読みたい記事

お問い合わせ

自律神経失調症・パニック障害・不眠症

西宮・芦屋 ながた整体院

0798-32-0446

営業時間

10:30~13:00
15:00~21:00

※木・土曜日は19:00まで

電話受付

20:00まで
※木・土曜日は18:00まで

休診日

日曜日・祝日

»当院へのアクセス

»メールでのお問い合わせ

PAGE TOP

お問い合わせ