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アルコールの代謝の仕組み

ブランデーの画像
 

1. お酒を飲んだ際に体内で起こる代謝

《XINHUA.JP》 2014年1月7日  「マッコリを飲んだ40代女性が変死」

韓国紙・朝鮮日報(電子版)によると、韓国忠北清原郡で40代の女性がマッコリを飲んだ後に急死したことを受け、警察が死因の調査に乗り出した。6日付で中国網が伝えた。
清州警察局によると、4日午後2時20分ごろ、44歳の女性が自宅マンションでマッコリを飲んでいたところ、突然、口から白い泡を吹いて嘔吐し始め、搬送された病院で死亡した。(以下省略)

もちろん、急性アルコール中毒でも最悪の場合は、亡くなってしまうこともありえます。
通常は泥酔から昏睡を経て死亡に至るわけですが、突然泡を吹いて嘔吐となりますと、
死因がアルコール中毒であるかどうかは疑わしくなってきます。

お酒を飲むと、アルコール(エチルアルコール)からアセトアルデヒド、
アセトアルデヒドから酢酸へと代謝され、最終的には、二酸化炭素と水になって体外に排出されます。

アルコールからアセトアルデヒドに変換される際には、アルコール脱水素酵素、
アセトアルデヒドから酢酸への代謝が起こる際には、アルデヒド脱水素酵素が必要となります。

アルコール代謝の図
(出典 日油株式会社 食品事業部)

お酒を飲んで気分がよくなる、いわゆる、「酔い」は、アルコールが体内に増えた際に起こる現象で、
体内のアルコールが、全てアセトアルデヒドに変換された時点で酔いはなくなります。
アセトアルデヒドは、単なる毒素というわけですね。

【拙・ビールを飲むと下痢をしやすいのは何故なのか?
 

2. アルコール脱水素酵素のうんちく

アルコール脱水素酵素には三種類あって、活性型、高活性型、
超高活性型に分類されます(どれになるかは遺伝で決まります)。

所持しているアルコール脱水素酵素の種類が、活性型であれば、
アルコールからアセトアルデヒドに変換される速度が遅いため、
気分の良い状態が長く持続することになります。

一方、超高活性型のアルコール脱水素酵素を所持していると、
お酒を飲んでも、すぐにアセトアルデヒドに変わってしまうため、
多幸感もテンションが高くなることも殆どありません。

【拙・肝臓の数値が悪くなる原因
 

3. アルコール中毒で死亡する可能性が高い組み合わせ

生命が危険に晒されるのは、アルコールからアセトアルデヒドに変換され、
アセトアルデヒドの血中濃度が増加しすぎた時ということになります。

日本人は欧米人と比較して、アルデヒド脱水素酵素が遺伝的に欠損している頻度が高く、
平均でみれば、日本人と欧米人が飲み比べをすると総じて分が悪いことになりますね。
もちろん、日本人の中にもやたらとお酒に強い人はいますが、少数の部類に属します。

アルコール脱水素酵素が活性型であれば、アセトアルデヒドへの変換は緩やかにすすむため、
「けっこう飲んだのでそろそろやめておこう」という選択が可能になるわけですね。

それに対して、超高活性型のアルコール脱水素酵素を所持していながら、
アルデヒド脱水素酵素が遺伝的に欠損していると、「飲みすぎたかな」と認識できる前に、
体内のアセトアルデヒドが増えすぎてしまい、いきなり昏睡になる可能性が高くなってしまいます。

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4. 他の毒物が混入していた可能性が高い

なんだか随分とまわりくどく読みづらい文章になってしまいましたが話しを戻します。

お酒を飲むことによって、冒頭の記事にあるような事故が起こりうるとすれば、
アルコール脱水素酵素が活性型で、かつアルデヒド脱水素酵素が遺伝的に
欠損している人にこそ発生しやすいと言えそうです。

とはいえ、仮にこの組み合わせであったとしても、かなり不自然な事故ですから、
アルコール中毒ではなく、他の毒物が混入していた可能性が高いと思われます。

そういえば韓国では昨年にも、どういうわけだか焼酎から軽油成分が検出されたりしていました。      
食の安全という点では、中国産に近づいているような気がしないでもありません・・・。

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最終更新日 2016年5月14日

2014年1月9日 | カテゴリー:アルコールと健康

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