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鍛えることで血管は強化できるのか?

最終更新日 2016年5月30日

血圧を測るひとの画像
 
数日前に書いた、(拙・忘年会に気をつけたい健康的なお酒の飲み方
に関していろいろとご意見を戴きました。   
頂戴したご意見をおおまかにわけると、以下の2点に絞られます。

1. 予防した効果はどうすれば実感できるの?
2. そもそも、血管に負荷をかけることは、血管を強くするのでは?

ごもっともな、ご指摘、ご意見です。
というわけで、補足として改めてエントリーすることにしました。

【拙・アルコールは睡眠の質を低下させる
 

1. 血管の予防法の効果は実感できるか?

勉強するにしても、仕事をするにしてもそうですが、
何かやろうとするときに、あれこれと制約がつくと面倒です。
それが、遊びや趣味の楽しい時間であれば、なおさら億劫になってしまいます。

① お酒を飲んでいる時から水分の補給を心がける
② 防寒具を暖かい店内にいるあいだに着てしまう
③ 寒い外にでてからの喫煙は控える

上記の予防方法を、いざ実行に移してみても、果たして
実際に意味を成しているのかどうか、正直なところ実感しにくいです。

なぜなら、細い血管が損傷を受けても痛みを感知しにくく、
損傷した血管の周囲が、うっ血による違和感を感知できる程度ですから、
手間をかけて予防する価値があるのか疑問に思うのも無理からぬことです。

①のアルコールと水を平行して飲んだ場合は、
身体の水分が低下してしまう状態を防げますので、
飲みすぎた際の翌日に生じる特有のだるさが、
多少なりとも軽減されているのが実感できると思います。

ただ、肝心の血管を保護できているかという問題は、
血管の生理学的性質を考えると、「今日も楽しく飲めました」
といった結果論以外には、効果の程を実感する術はなさそうです。

【拙・ビールは水分補給になるか?
 

2. 血管を強化することは可能か?

確かに、スポーツをはじめ、身体を強化したい場合は、
意図的に身体組織に負荷をかけるのは定石です。

例えば、筋力トレーニングは、鍛えたい筋肉に対して、
負荷を掛けて軽度に筋繊維を損傷させてから回復させた後、
再度負荷をかけて、回復をまって・・・といった繰り返しによって強化していきます。

これは血管においても同じ事が言えそうですね。
意図的に血管の収縮と弛緩を繰り返せば、
何もしなかった場合の血管よりも強化されるような気がしますが、
実際のところはどうなのか定かではありません。

日頃から筋力トレーニングをしている人は、筋力の増強に伴って、
血管も太くなる傾向にありますので、なんらかの因果関係はあるのかも。

銭湯なんかで、水風呂とサウナを交互に出入りする方がいますが、
血管は収縮と弛緩を繰り返していることになります。

ただ、ここで問題になるのが意図的に負荷を掛けるという、
トレーニングといっても差し支えなさそうな行動を、
「いつから始めるか」が重要な要素になりそうです。

【拙・足がむくんで、だるくなる理由
【拙・着圧ソックスで脚のむくみを改善できるか?
 

3. 最適で効果的なトレーニングはひとそれぞれ

僕は、腰痛でご来院くださる方でも、顎関節症でご来院くださる方でも、
基本的に、私生活における癖の改善や、自宅でのエクササイズをご提案しています。 
【拙・整体を受けてから私生活を改善することが大切です

その際に、同様の症状、あるいは同様の損傷レベルであっても、
ご提案するエクササイズの内容は、クライアント様の年齢や性別、
生活環境、損傷している部位以外の身体の状態等により異なります。

あえて理由を述べる必要はなさそうな気もしますが、
クライアント様が、こなすことが困難であろうレベルのエクササイズをご提案しても、
挫折してしまう可能性が高く、下手をすると身体を痛めてしまう可能性が高いからです。
その方に見合ったトレーニングでないと、意味をなしません。

【拙・自律神経をシャワーで鍛えることができるか?
 

4. 結論と致しまして

忘年会の画像
 
話を戻しますが、血管系に疾患を抱えているわけでもなく、
血管系の既往歴もなく、20~30歳そこそこの年齢であれば、
お酒を飲む際に上記であげた予防法を気に留める必要はなさそうです。

40歳以降で、血圧やコレステロール値等に問題がある方は、
より年配になられる方ほど、実践してみることをお奨めしておきます。

実は僕の学生時代に、お酒好きで高血圧の同期生がいたのですが、
機嫌よく居酒屋で飲んで、帰宅するために寒い外にでて間もなく、
血管系の疾患を発症させて他界してしまったことがあり、
毎年寒い時期になると、その同期生を思い出す次第です。

ここに記した生理学的なメカニズムを熟知していははずの同期生でさえ、
ある日突然発症してしまう、そういう性質のものなんですね。
そしてそれは、取り返しのつかない文字通り致命傷になってしまいます。

皆様方におかれましては、くれぐれも健康的に配慮しつつ美味しいお酒を嗜んでくださいね。

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2013年12月10日 | カテゴリー:アルコールと健康

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