いろんな症状を考えてみる|整体のブログ

入浴時のマッサージは危険か?

最終更新日 2016年9月29日

入浴している女性
 

1. セルフマッサージの奨め

お越しくださったクライアントさんに、体質改善の一環として、
自宅での柔軟体操や軽めのセルフマッサージを奨めることがあるのですが、
お風呂あがりに行うことを特に推奨しています。

入浴することによって、身体が温まれば筋肉の柔軟性が増し、
それに伴って、関節が可動する範囲も通常時よりも広くなります。

そうしますと、柔軟体操をする際に誤って筋肉や関節を痛めてしまう危険性が低くなります。

良いことは怪我をしにくくなることだけではありません。例えばヨガなんかで、
普段はとれないポーズが出来てしまうと誰だって嬉しくなります。





 

2. お風呂上りが効果的

何事も結果が伴わないと、どうしてもやる気が失せてしまうものです。
従いまして、気分良く物事に励める環境は無視できない大切な要素と言えます。

セルフマッサージは、脚がだるい、むくみやすい場合だと脚を重点的に行いますが、
頑張ってマッサージしたぶんだけ、腕や手が疲れてしまいます。

ところが、お風呂上りであれば、より軽度の圧力でありながらも、相応の効果を
引き出せますから、効率的にマッサージを行えるタイミングだと言えます。

【拙・身長を伸ばす効果のある運動
 

3. 入浴中のマッサージは危険なの?

今回ご相談を戴いたクライアントさんは、極度の肩こりでお悩みなのですが、
例によって入浴後の柔軟体操を奨めてみました。

すると、 「TVでお風呂でのマッサージは転倒の危険があるって言ってました。
入浴後にマッサージをしても大丈夫なのですか?」 とのこと。

ほうほう。入浴中にマッサージをすると転倒する確率が上がると?

TVで放送されていたお風呂場で転倒の危険性云々のお話しは、
恐らく貧血のことを指しているのだと思います。

長湯した後、お風呂からあがる際に立ち上がった時に、
立ちくらみになった経験がある方も少なくないと思いますが、
これは、いわゆる「脳貧血」と呼ばれるもので、血圧の変化によって生じます。

【拙・お風呂の中でマッサージをする利点
 

4. 入浴時の血流

入浴すると自律神経は副交感神経が優位になるのですが、
その際、全身の血管は拡張し、血行が良くなります。

血管が拡張している状態だと、心臓が全身に血液を送りだすために、
それほど強い圧力は必要なくなります。つまり血圧が低下するわけですね。

身体が温まり、血管が拡張した状態でお風呂からあがる際、
特に冬の寒い時期は身体が急速に冷やされることになり、血管が急激に収縮します。

血管が収縮すると、心臓が全身に血液を送りだすためには、
より強いポンプ運動が必要となり、血圧は上昇することになります。

つまり、人によっては、一時的に脳へ届けられる血液が不足してしまい、
めまいや立ちくらみが起こる可能性があります。

【拙・血管を鍛えて強化することは可能か?
 

5. 自律神経の影響

それなら、入浴中にめまいや立ちくらみを起こす可能性があるのは、
どういう人なのかと言いますと、自律神経のバランスが崩れている、
あるいは、もともと血圧が低めの方は注意が必要です。

血圧や心拍数、体温の調節は、自律神経によってコントロールされているのですが、
自律神経のバランスが良くないと、立ちくらみの要因となってしまいます。

横になっている時、つまり寝転がった状態だと、頭のてっぺんからつま先に至るまで、
心臓との高低差がなくなり、血液が全身を流れるために必要な心臓のポンプ運動は、
それほど強くない圧力で十分です。

【拙・自分で出来る自律神経チェック
 

6. お風呂で立ちくらみが起こる理由

それに対して、立ち上がった状態になると、頭からつま先までの高低差は大きくなり、
重力の影響で血液は低い方、つまり脚に溜まりやすくなってしまいます。

逆に、最も高い位置にある脳は一時的に血液が不足しやすく、
それがお風呂場で起こる立ちくらみの正体なんですね。

従いまして、立ちくらみを起こさないよう、全身に偏り無く血液を供給するためには、
強いポンプ運動が必要になります。

このとき自律神経が正常に機能していると、立ちくらみが発生する前に、
血管を適度に収縮させ、血液が下肢に溜まってしまうのを事前に防いでくれます。

ところが、自律神経のバランスが崩れていたり、血圧が低めの方だと、
脳へ届けられる血液が不足し眩暈や立ちくらみを感じるわけです。

【拙・自律神経をシャワーで鍛えることができるか?
 

7. 結論と致しまして

お風呂で温まっている女性のイラスト
適度な圧力のマッサージは、副交感神経を優位にし、血管を拡げる効果があります。

入浴中にマッサージを行うと、副交感神経が優位になっている状態から、
さらに副交感神経を刺激することになり、よりいっそう血管を拡げてしまう可能性があります。

つまり、血圧の低い方や自律神経のバランスが思わしくない状態にある方にとって、
「お風呂の中でのマッサージは避けた方が良い」というのは確かにその通りですね。

とはいえ、お風呂の中でのマッサージと、入浴後に行うマッサージでは
根本的に意味合いが異なります。

まず、お湯からあがった時点で身体は冷やされ血管は収縮します。

さらに、風呂場から脱衣所に戻る際は、夏なら涼しく、冬なら寒く感じますよね。
つまり、ここでも身体は冷やされて血管は収縮しています。

お風呂に入ってから、リビングなり寝室に戻ってくる頃には、入浴中と比較すると、
血管は収縮して平時に近い状態になっています。

従いまして、入浴後に自分でマッサージをするにあたっては、
立ちくらみや眩暈に対する過度の配慮は必要ありません。

しっかりつづけて体質を改善し、美しく健やかに過ごしてくださいな。

関連記事 
【拙・お風呂にはいって鼻づまりが治る理由
【拙・電気を消してお風呂に入るのは健康に良いか?
【拙・入浴が自律神経に良い理由
【拙・整体で身長を伸ばすことは可能か?
【拙・揉み返し(もみかえし)の原因と対処法




2013年11月29日 | カテゴリー:身体のおはなし

あわせて読みたい記事

お問い合わせ

自律神経失調症・パニック障害・不眠症

西宮・芦屋 ながた整体院

0798-32-0446

営業時間

10:30~13:00
15:00~21:00

※木・土曜日は19:00まで

電話受付

20:00まで
※木・土曜日は18:00まで

休診日

日曜日・祝日

»当院へのアクセス

»メールでのお問い合わせ

PAGE TOP

お問い合わせ